【薬膳レシピ】お正月の残り物で作る黒豆栗パウンドケーキ〜腎を養って老化予防〜

にゃんたろう薬膳
ピヨ先生
ピヨ先生

こんにちは
どうなさいましたか?

にゃんたろう
にゃんたろう

アンチエイジングにお悩みの方から
質問をいただきましたよ

お正月が過ぎ、おせちで使った黒豆や栗の甘露煮が冷蔵庫に残っていませんか?

実は、これらの食材は中医学では**「腎(じん)」**を補う優秀な薬膳食材なんです。腎は生命力の源とされ、加齢とともに弱くなりがちです。

今回は、そんな黒豆と栗を使って、美味しく腎を養うパウンドケーキのレシピをご紹介します。お正月の余り物が、体を労わる薬膳スイーツに変身しますよ。

黒豆栗パウンドケーキの食材が持つ薬膳パワーとは?

黒豆(くろまめ)

性味・帰経:

  • 性味:平・甘
  • 帰経:脾・腎

薬膳効果:

  • 祛風利水(きょふうりすい):余分な水分を排出し、むくみを改善する
  • 活血解毒(かっけつげどく):血行を促進し、体内毒素を排出する
  • 明目養血(めいもくようけつ):眼精疲労を回復し、視力向上を助ける

栗(くり)

性味・帰経:

  • 性味:温・甘
  • 帰経:脾・胃・腎

薬膳効果:

  • 補脾止瀉(ほひししゃ):消化吸収を促進し、下痢を止める
  • 補腎強筋(ほじんきょうきん):腎機能を高め、筋肉を強くする
  • 活血止血(かっけつしけつ):血行を促進し、出血症状を改善する

アーモンド

性味・帰経:

  • 性味:平・苦・甘・酸
  • 帰経:心・肝・大腸

薬膳効果:

  • 潤肺止咳(じゅんぱいしがい):肺を潤し、咳や喘息症状を緩和する
  • 潤腸通便(じゅんちょうつうべん):腸を潤し、便秘を改善する
  • 補心安神(ほしんあんしん):心臓機能を支え、精神を安定させる

レシピ紹介

材料(18×8cmパウンドケーキ型1本分)

  • 黒豆(煮豆):100g
  • 栗(甘露煮または甘栗):50g
  • 豆乳:200ml
  • 油:50g
  • ●米粉:150g
  • ●アーモンドパウダー:50g
  • ●てんさい糖:50g
  • ●塩:少々
  • ベーキングパウダー:6g

作り方

  1. 黒豆の水分をしっかりと切る
  2. 栗を食べやすい大きさに切る(飾り用を少し取り分けておく)
  3. 豆乳と油をよく混ぜ合わせる
  4. 3に●印の材料をすべて加えて、ダマにならないよう混ぜる
  5. 4に黒豆、栗、ベーキングパウダーを加えて軽く混ぜる
  6. 型に生地を流し入れ、取り分けておいた黒豆と栗を表面に飾る
  7. 180℃に予熱したオーブンで20〜25分焼く

ポイント

  • 黒豆の水分をしっかり切ることで、生地がベチャつくのを防げます
  • 飾り用の黒豆と栗を残しておくと、見た目も美しく仕上がります

どんなタイプの人に向いている?体質別おすすめコメント

このパウンドケーキは、特に以下のような方におすすめです。

腎虚タイプの方

  • 疲れやすく、体力が続かない
  • 膝や腰がだるい、痛む
  • 髪が細くなった、抜け毛が気になる
  • 耳鳴りがある
  • 夜間頻尿がある

血行不良タイプの方

  • 手足が冷えやすい
  • 肩こりがひどい
  • 顔色がくすんでいる
  • むくみやすい

胃腸虚弱タイプの方

  • 食欲不振になりがち
  • 消化不良を起こしやすい
  • 疲れると胃もたれする

特に40代以降の女性で、更年期症状や体力低下を感じている方には積極的に取り入れていただきたい薬膳スイーツです。

気をつけたい点と注意事項

基本的に穏やかな性質の食材を使用していますが、以下の点にご注意ください。

摂取量について

  • 栗は温性の性質があるため、のぼせやすい方は食べ過ぎに注意
  • 一度に大量摂取せず、適量を心がけましょう

体質による注意点

  • 熱性体質の方:栗の温性により体が熱くなりすぎる可能性があります
  • 糖尿病の方:甘味料が含まれているため、血糖値管理にご注意ください
  • 消化不良の方:豆類は消化に時間がかかるため、よく噛んでお召し上がりください

アレルギーについて

  • 大豆アレルギーの方は豆乳と黒豆にご注意ください
  • ナッツアレルギーの方はアーモンドパウダーを他の粉類に置き換えてください

まとめ

お正月の残り物の黒豆と栗を使った薬膳パウンドケーキをご紹介しました。

このケーキは単なるスイーツではなく、腎を養い、血行を促進し、胃腸を丈夫にしてくれる薬膳の効果を持つ優れた食べ物です。

特に疲れやすさや足腰のだるさ、髪のトラブルなどにお悩みの40代以降の女性におすすめです。お正月の余り物を無駄にすることなく、体を労わる美味しいスイーツに変身させてみませんか?

作り方も簡単で、材料を混ぜて焼くだけ。忙しい日常の中でも手軽に薬膳を取り入れられますね。

このレシピの動画はこちらから(YouTube)

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