
こんにちは
どうなさいましたか?

むくみにお悩みの方から
質問をいただきましたよ
暖かい春から初夏にかけて、体のむくみや肌の調子が気になる季節ですね。
朝起きたときの顔のむくみや、夕方の足のだるさ。そんな体の不調を感じているあなたに、今日は体の中からキレイをサポートしてくれる薬膳ペーストレシピをご紹介します。
小豆、黒ごま、はちみつという身近な食材を使って、たった5分で作れる美味しいペーストです。中医学では、これらの食材は水分代謝を整え、美肌効果も期待できるとされています。
毎日のおやつタイムを、体に優しい薬膳タイムに変えてみませんか?
小豆とごまの薬膳ペーストの食材が持つ薬膳パワーとは?
この薬膳ペーストに使う食材には、それぞれ素晴らしい効能があります。中医学の視点から、一つずつ見ていきましょう。
小豆(あずき)
性味・帰経:
- 性味:甘・酸、平性
- 帰経:心・小腸
薬膳効果:
- 利尿除湿:水分代謝を促しむくみを解消する
- 解毒排膿:毒素を取り除き膿を排出させる効果
黒ごま(練りごま)
性味・帰経:
- 性味:甘、平性
- 帰経:肝・腎・大腸
薬膳効果:
- 滋補肝腎・養血益精:肝腎を滋養し血を養う働き
- 潤燥滑腸:体を潤し腸の働きを滑らかにする働き
はちみつ
性味・帰経:
- 性味:甘、平性
- 帰経:肺・脾・大腸
薬膳効果:
- 補中緩急:胃腸を補い痛みを和らげる働き
- 潤肺止咳:肺を潤し咳を止める働き
- 潤腸通便:腸を潤し便通を良くする働き
くるみ
性味・帰経:
- 性味:温、甘味(種皮は渋味)
- 帰経:腎・肺・大腸
薬膳効果:
- 補腎助陽:腎の働きを補い体を温める滋養効果
- 温肺定喘:肺を温め咳や喘息を鎮める効果
- 潤腸通便:腸を潤し便通を改善する効果
レシピ紹介
材料(作りやすい分量)
- 甘味小豆(あんこ):200g
- 練りごま(黒):40g
- はちみつ:40g
- くるみ:20g
※水煮の小豆を使用する場合は、はちみつを多めに入れて甘みを調整してください
作り方
- 甘味小豆、練りごま(黒)、はちみつをフードプロセッサーに入れて回す
- 全体がなめらかになるまでしっかりと混ぜ合わせます
- くるみを加えてフードプロセッサーを軽く回す
- くるみを完全に砕くより、軽めに回した方が食感があって美味しくなります
食べ方のご提案
- ヨーグルトに混ぜて
- パンに塗って
- おやきの具材として
- おはぎの餡として
どの食べ方も、自然な甘みと香ばしさを楽しめますよ。
どんなタイプの人に向いている?体質別おすすめコメント
この薬膳ペーストは、特に以下のような体質の方におすすめです。
こんな方に特におすすめ
- むくみやすい体質の方:小豆の利水効果でスッキリ
- 便秘がちな方:ごまとはちみつで腸を潤します
- 肌の乾燥が気になる方:良質な油分で内側から潤い補給
- 疲れやすい方:はちみつで脾胃を補い、エネルギーアップ
- 冷え性の方:くるみの温性で体を温めます
体質別のポイント
気血不足タイプ(疲れやすい、顔色が悪い)の方には、エネルギー補給に最適です。
水湿停滞タイプ(むくみやすい、体が重い)の方には、小豆の利水効果が特に有効でしょう。
腎陽不足タイプ(冷え性、腰がだるい)の方には、くるみが腎を補って体を温めてくれます。
気をつけたい点と注意事項
体に良い食材ですが、以下の点にご注意ください。
摂取量について
- 1日の適量は大さじ2~3杯程度にとどめましょう
- カロリーが高めなので、食べ過ぎには注意が必要です
体質による注意点
- 胃腸が弱い方:一度に大量に摂取すると消化不良を起こす場合があります
- 糖尿病の方:はちみつの糖分にご注意ください
- ナッツアレルギーの方:くるみや胡麻にアレルギーがある場合は避けてください
年齢による制限
- 1歳未満のお子様:はちみつを使用しているため、与えないでください
保存について
- 冷蔵庫で保存し、3~4日以内にお召し上がりください
- 清潔なスプーンを使って取り分けてください
まとめ
小豆とごまの薬膳ペーストは、むくみ解消と美肌効果を同時に期待できる優秀な薬膳スイーツです。
特に、季節の変わり目で体調を崩しやすい時期や、仕事で疲れがたまっている時におすすめです。毎日のおやつタイムに取り入れて、体の中からキレイを育てていきましょう。
作り方も簡単で、忙しい女性にもぴったりですね。ぜひあなたの体質に合わせて、美味しく健康的な薬膳生活を始めてみませんか?
このレシピの動画はこちらから(YouTube)
参考文献

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