アトピーが改善しない理由には鉄分不足も関係しています

アトピー

こんにちは。

ながつか漢方堂です。

 

美肌漢方
美肌漢方

アトピーにお悩みの方へ。

貧血があると言われて

鉄剤を飲み始めたけれど

胃が重くなってあまり沢山飲めない。

 

アトピーは貧血があると

治りにくいと言われているけど

胃が重くならないようにして

鉄分不足を解消する方法とか知りたい。

と悩んでいませんか?

 

本記事では、下記の内容を詳しくご説明いたします。

 

この記事の内容

  • 鉄分不足がアトピーの改善を妨げる理由
  • 鉄分不足を解消するための、吸収を高め排出を防ぐ方法
  • 歯の構成が、鉄分を聚るための食事のバランスを教えてくれます

この記事を書いているのは、漢方薬、気功、自然療法を実践し始めて30年以上。

世界中医薬学会連合会認定の、東洋医学の専門員がお伝えいたします。

 

鉄分不足がアトピーの改善を妨げる理由

鉄分不足と聞くと貧血を思い浮かべると思います。ちなみに東洋医学では、血が虚している(足りない)として、血虚といいます。

 

血虚になると

  • ①皮膚や髪の毛が乾燥してパサつく
  • ②ストレスを感じやすくなる
  • ③皮膚が痒くなる

などになると考えます。

 

どれもアトピーの症状を悪化させる要因として、大きく関わっているのではないでしょうか。

1つずつ解説します。

 

①皮膚や髪の毛が乾燥してパサつく

 

鉄分が不足すると、コラーゲンを作ることが出来なくなるため、皮膚や髪の毛は材料不足になり乾燥してパサつきます。

 

コラーゲンは、皮膚、髪の毛の他にも、血管、筋肉、骨などを作るのにも欠かせない栄養素です。

 

コラーゲンを作るのに鉄分が必要な理由は、コラーゲンを作る際の材料としてだけではなく、コラーゲンを合成する際には酸素が必要だからです。

 

酸素は鉄分にくっついて血流に載ってくるので、鉄分が不足していると、材料不足の面と、酸素不足によるエネルギー不足の両面からアトピーの改善を妨げます。

 

②ストレスを感じやすくなる

 

鉄分不足から、心の安定を保つための神経伝達物質が足りなくなるため、ちょっとしたことに対してもストレスを感じやすくなります。

 

心を安定させ、別名しあわせホルモンとも言われるセロトニンや、やる気を起こし、喜び感につながるドーパミンなどを合成する際には鉄分が必要です。

 

それらの、ホルモンが足りなくなるため、感情のコントロールがうまくいかなくなり、アトピーの方に多い、ストレスが原因による症状の悪化につながります。

 

③皮膚が痒くなる

 

鉄分不足から貧血になると、血液の流れが悪くなって、皮膚の痒みになります。

 

東洋医学には、血虚生風といって、血が足りないので風が起こるという考えがあります。

 

台風の様な大風を想像していただくと分かりやすいのですが、風が生じているとは、そこで様々なモノを破壊して、通常の気や血液の流れが滞ってしまった状態です。

 

気や血液の流れが滞っているので、皮膚には栄養が届かなくなり、不要物の回収もできずに停滞します。

 

そうなると不快感を感じるようになり、停滞した状態を解消するために、掻くことで流れを回復させるようになります。

 

ちなみに、レストレスレッグス症候群(むずむず脚症候群)も、鉄分不足が原因ともいわれています。

 

動かすことで一時的に症状が軽減するとも言われていますので、血虚生風となっているのかもしれません。

 

鉄分不足を解消するための、吸収を高め排出を防ぐ方法

ご紹介しましたように、鉄分不足がアトピーの改善を妨げる理由は様々あります。

 

では、鉄剤を飲めば解決するのか?というと、なかなかそうもいきません。

鉄分不足を起こす原因には

  • ①食事の偏りがある
  • ②激しいスポーツをしている
  • ③お腹の機能低下で吸収できない

などが良く見られます。

 

①と②の方の場合、生活習慣を変えることで鉄分不足は解消するかもしれませんが、③の方の場合、生活習慣を変えるだけでは回復に時間がかかります。

 

それに、お腹の機能が低下していて鉄分が吸収できない、鉄分不足からの血虚、血虚からのお腹の機能低下、と悪いループにはまってしまうこともあるからです。

 

1つずつ解説します。

 

①食事の偏りがある

 

きちんと3食摂っていても、鉄分の含まれていない食事が中心である場合や、鉄分の吸収を阻害する食べ物を沢山摂っていると鉄分不足になります。

 

お茶やコーヒーに含まれるタンニンや、ホウレンソウやバナナなどにシュウ酸などが含まれる食べ物の摂り過ぎは、鉄分の吸収を阻害します。

 

これらの食材を摂る場合、お茶などは時間を空けて飲む、茹でてから食べるようにする、毎日足らないようにすることで回避できます。

 

しかし糖質を摂り過ぎる食生活になると、糖質には鉄分があまり含まれないので、鉄分不足になります。

 

さらに糖化によってたんぱく質が変性して黄色や茶褐色に変化、さらに炎症症状を引き起こすことがあります。

 

ですので、鉄分不足にもなりやすく、アトピーの症状も悪化させることになりますので、鉄分を含む食べ物をバランス良く摂る必要があります。

 

②激しいスポーツをしている

 

マラソンや体に衝撃を受けるスポーツをしていると、赤血球が破壊されて、鉄が消化管や汗などから出てしまい、鉄分不足になります。

 

普段でも疲れやすいなどの症状が出る場合には、練習を休むなどして体調が戻ってから再開してください。

 

なぜなら激しいスポーツを続けていると、鉄分不足になるだけでなく、腎気にも負担をかける事になるからです。

 

腎気は体の成長や発育と関係する働きで、皮膚の細胞増殖などにも関係しているので、激しいスポーツによって腎気が影響を受けると、アトピーの状態を悪化させます。

 

③お腹の機能低下で吸収できない

 

お腹の機能が低下していると、鉄を吸収することが出来なくなります。

 

鉄分は、タイシャセキやジセキという生薬などに含まれていて、いわゆる赤錆や黒錆といわれる酸化した鉄を薬をしています。

 

どちらも重く冷たい性質から、体を冷やし浮き上がった熱を下に引き降ろしてくる作用を利用します。

 

ですからお腹が冷えていて、機能が低下している方の場合、鉄剤を飲むことでさらにお腹に負担がかかり、消化吸収の力はますます低下します。

 

そのような方がお腹の応援をしないまま、鉄剤など材料だけを体に入れ続けていると、ますますお腹が弱りアトピーの症状が悪化します。

 

なぜなら、お腹の働きによって、材料やエネルギーも作っているので、皮膚ではどちらも足りなくなってしまうからです。

 

このような場合、加味帰脾湯補中益気湯香砂六君子湯などで、お腹の機能を高めてあげると、鉄分の材料となるものを摂り入れることでスムーズに吸収され、皮膚の状態が改善します。

 

歯の構成が、鉄分を聚るための食事のバランスを教えてくれます

アトピーの方で鉄不足を感じる方は、普段の食事から鉄分を含む食事を心掛けましょう。

 

特にモモ肉などの赤みの肉や、マグロやカツオなどの赤みの魚には鉄分が多く含まれているので、その他の食材とのバランスを考えて摂るようにしましょう。

 

そこで鉄分を含む食事をする際の、バランスを考えるヒントを一つご紹介します。

それは人間の歯の構成を参考にする方法です。

 

人間の歯は3種類32本あって

  • 臼歯   20本 穀物をすり潰す
  • 門歯     8本 野菜や果物などの植物をかみ切る
  • 犬歯     4本 肉を噛みちぎる

にそれぞれ適しています。

 

つまり、6割ほどは臼歯ですから穀物を、3割ほどが門歯ですから野菜や果物を、1割ほどが犬歯ですから肉類や魚を食べるようにすると健康を保てます。

 

もちろん、それぞれ個別の体質がありますのでバラツキはありますし、バランスは合っているけれど量が多いとなると、話は違ってきてしまいます。

 

ですが、このバランスを中心にして、それぞれの生活習慣に合わせてバラツキを調整して、鉄分を含む食材を上手に補給することで、鉄分不足によるアトピーの症状は軽くなります。

 

今回は以上です。

 

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