タントウ功 瞑眩

タントウ功による好転反応

タントウ功は健康を害する状態にはなりにくいですが、やはり身体に変化を起す以上、何らかの反応は起きてきます。

東洋医学では瞑眩(めんげん)と言って、病気がよくなる前に好転反応として眩暈(めまい)の様な、気だるい様な反応を中心に、様々な体調不良と言ってもいいような変化があると言います。

ただし東洋医学の分野でも、好転反応などは無いと言う先生もいらっしゃいますので、何とも立場によってそれぞれですが、気功の立場から言うと時によってあるような気がします。

やはりそれまで狭かった気の通り道が太くなれば、その太くなるときに何らかの反応はありますし、太くなってそれまでより多くの気血が流れるようになれば、滞っていた物が一気に体の外へ流れ出すでしょうから身体は大騒ぎになるでしょう。

しかしそれは良くなる為の反応ですから、それ程心配は要らないわけです、しばらく中止して放って置けば好転してきます。
それで問題になるのは好転ではない身体の反応です。

好転ではない反応

これは沢山の状況が考えられますので説明し切れませんが、気功で出やすい状況は、やはり気が大量に発生し、それが頭に集中してしまう事が一番怖い問題です。

そうなりやすい方はどのような方かと言いますと

  • 身体を潤す要素が減少してしまっている方
  • 身体は熱っぽいし湿分もたっぷりある方
  • ストレスを感じることが多くイライラしていることが多い方

などが反応が出る可能性が高いでしょう。

例えば最初の身体を潤す要素が減少している方は、簡単に言うと身体全体が乾燥気味で、中医学では陰虚と言います。身体を潤す要素が少ないので、相対的に身体を熱する状況が強くなりやすく、体の熱は一気に頭に集中しやすくなります。

体質改善も併用しながら行ったほうが良い場合

ふらつき、めまい、持続性頭痛や熱感、眼球が脹る 耳鳴り、酒に酔ったような顔面紅潮、胸中が胸苦しい、頻回のげっぷ、甚だしい時はめまいがして卒倒し意識不明になり覚醒しても後遺症が残るなどです。

この体質の方は気功をしつつ、食事療法、生活を変える、漢方薬など適切なことを併用しながら行ったほうが安全です。

これらになりやすい方はどのような方かといいますと

  • 加齢により身体の潤いが減少する
  • 房室不摂つまり過度の性生活を送っている方
  • 肺の疾患があり渇いた咳をしているような方

なども、その傾向にあるといえます。

体の余分な水分が気によって煮詰められる

次に、身体の熱も水分もある方、分かりやすくいうと固太りの方などです。
鼻水や尿の色なども黄色が濃く、あちこちが膿んだりしやすい方になります。

この様な方は中医学では湿熱と言い、熱と湿が結びついて悪さをしている状態です。湿と熱が結びつくと湿熱と呼ばれる病理産物になりますが、その湿熱は粘っこくなり様々なものの運行の邪魔をします。

それが熱によって体の上部である頭に向かい、そこに居座ってしまうと、やはり頭痛や眩暈などが起こりやすくなりますが、上部に向かわずとも湿熱の熱としての悪さを様々なところで発揮すると、その場で悪さをします。

特に気功では気の量や流れを増やしますので、その増えた気の量が湿熱によって阻まれると、その部位では気が停滞します。

気が停滞すると気はエネルギーですから熱を生み、湿熱は更に熱の悪さを発揮し、熱が激しすぎて出血などにもなります。

食べすぎの方で特に味の濃いものが好き、甘いこってりしたものが好き、お酒を良く飲むなどの方などは、その傾向になりやすいでしょう。湿熱の傾向の方は特に食生活を見直すことが重要だと思います。

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体質によって様々な反応が出る

そしてストレスは上の二つを起こす原因ともなりますので、ストレスを日ごろ感じやすい方は注意が必要です。

ストレスを感じているときはどうしても筋肉は緊張し、力みが出ていますので身体の巡る物は滞りやすくなり、力んでいる状態では余分な熱も生みますので、渇きの状況にある方は陰虚になりやすくなります。

またストレス解消で暴飲暴食をする傾向の方は、食べた物が熱と結びついて湿熱になります。

頭に血が上ると言うように、イライラすると頭に熱を持った気が上昇しやすいですので、血圧上昇、頭痛、眩暈(めまい)などを起しやすくなります。

やはり熱によって血液の動きが激しいと、出血傾向にもなりますので注意が必要です。

ストレスを多く感じる方の、生活での注意は非常に難しいですが、ストレスは物事の捉え方にもあると思いますので、その部分から見直すことも必要でしょう。

一度このようなことがありました。
お話を伺い全体の雰囲気から「イライラするようなストレスを生活の中で感じていませんか?」と、断定するのではなく、あくまで質問として聞いたのですが、「イライラなんてしません!ストレスなんて感じることはありません!!」と、もの凄い剣幕で怒られてしまいました。

心理的に余裕の無い状況の方は、自分自身をみつめること、自分を客観的に見ることが出来にくくなり、それによって自分を見失い、それがまたストレスの種になるのかもしれないなと、その時感じました。

例えばコップに水が半分入っている状況で、ある人はもうコップに半分しか残ってないと感じるのと、まだ半分もコップに残っていると感じるのでは、かなりの差があります。

コップに水が半分と言う状況は同じですが、捉え方一つで全然違う世界に行ってしまうわけです。

以上のように、健康になろうと気功を始めても、体質によって様々な反応が出てしまい、気功をしていることで不健康な状態になってしまうことがでてきます。

それらを回避するためにも、古代の修行者達がそうであったように食事や生活も見直しつつ、状況によっては漢方薬なども取り入れながら気功をすると、それら不健康状態を回避しやすくなります。

最後に問題とはならない問題としては、やはり体質によるとは思いますが、体重が落ちやすくなることがあります。

立ち尽くしたままなのに、かなりのカロリーを消費するのでしょう。

ただしこれは全ての人に確約できることではありませんが・・・・

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コップの中身は一緒

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