タントウ功 気を練る

気と小周天
スポンサーリンク

気を練る目的

 

では、気を練るとはどういうことなのでしょうか。

 

練るとはその言葉の通りに言えば、こねたりして粘りつくように粘度を上昇させることですが、長い時間練磨することにより、気が粘りつくように感じる状態になるように修練することを、気を練ると言います。

 

気を感じるのはもちろん神経ですが、その気の感覚を、意識を集中して味わっていくようにすると、気の感覚は文字通り粘っこく感じられるようになっていきます。

 

それだけではなく、重さのような抵抗感のような感じがでてきます。

 

それらの感覚を途切れさせないように味わっていくことで、段々その感じが強くはっきりとしてきます。それが気を練ると言う事になります。

 

でも、練ることで気の感覚が「はっきりしてきた面白いねー」だけではやる意味は何にもありません。時間のない忙しい時にそんな暇なことはしてられませんよね。

 

では気を練る意味とはなんでしょうか?

 

練気と自律訓練法

 

気を練ることは、気を感じる能力を敏感にするだけのように書きましたが、感覚を強くするだけではなく、タントウ功においては気の量を多くすると同時に、気の通る道そのものを太くしていくことにつながります。

 

自律訓練法と言う一種の自己催眠法があります。

 

ドイツのシュルツ博士が考案した方法ですが、リラックスした状態で手が重くなる、あるいは、手が温かいなどをイメージすることで、ストレス緩和や疲労回復などに効果がある方法です。

 

タントウ功と自律訓練法は、両者ともリラックス、つまり力みを抜いてトーヌスの状態になり、意識を集中し途切れさせないようにしていることで、手が重くなり、手が温かくなると言いますので、非常に両者は似ています。

 

人体において起きているものですから、同じ状態を言っているのかもしれません。

 

またつい先日、東京大と米カリフォルニア工科大などの共同研究チームが、人間には磁気を感じる能力があることを発見したという報道がありました。

 

磁気が気の全てではないにしても、気の働きの一部分を担っているのならば、気が血を巡らせる働きや、気が集中することで、自分に合うもの合わない物を察知する能力などの説明が付きやすいのではないかと妄想できます。

 

自律訓練法にしてもタントウ功にしても、リラックスと意識の集中によって、その意識の集中した部位に何らかのエネルギーの集約が起こり、人体に何らかの変化を起こしていると言うことがわかります。

 

意識の集中を続けることで何らかが集中するのですから、さらに集中すれば当然その集中した何かが、集中する部位を押し広げていきます。

 

ホースの中に水を大量に通すと、ホースは押し拡がっていきます。その押し拡げることを何度も繰り返していると、ホースは拡がったままになります。

 

それと同様のことがタントウ功によって、気を練ることで起こってきますので、気の通り道は拡がっていくことになります。

 

気の通り道が拡がって行くことで、どのようなメリットがあるのかと言うよりも先に、気の通り道が狭まってしまうと、どのようなことが起こるかを書いてみましょう。

 

気によって塞がりが通じる

 

東洋医学では気が血や津液と言った身体を巡る物を、気と結びついて誘導して届けていると考えます。

 

そうなると当然の通り道が狭まっていると、気が通過できませんので、細胞にとっての栄養となる血や津液も通ってこられなくなり細胞は栄養されず、その部位によっては命に関わる状況になる場合もあるわけです。

 

メリットはその逆ですから、気がきちんと通ってきて、細胞はきちんと酸素も栄養も受け取れるわけですから、その機能をきちんと発揮することが出来るようになるわけです。

 

気の通り道が何らかの事情で狭まっていることが、原因となっている病状であったならば、気の通り道が太くなり、気血がきちんと巡るようになることで、それらの病状は改善の方向に向かうことになります。

 

気功法は時間をかける

 

ただし色々問題もあります、それは一朝一夕には上達しないことです。

 

毎日継続的に行わないと気自体もそれ程増えませんし、ましてや気の通り道が太くなることもありません、逆に効果をあせると健康を害することもあります。

 

効果を求めるあまり焦って行い、健康を害してしまった何人かの方に話しを伺いましたが、頭に熱が上がったままの状態になってしまい、頭痛、眩暈(めまい)、吐き気、眠って目を閉じても目の前が光っていて眠れないなど、様々な症状を呈する方がいます。

 

健康になるための方法が、逆に健康を害してしまうことでは本末転倒です。

 

私自身もあるとき、強めの呼吸法と意識の集中で、一気に大量の気が流れたことで、頭に気が上がったままになってしまいました。

 

その後、二時間ほどは眩暈と吐き気でまったく立てなくなり、更にその後は二日ほど気が触れたように笑いがとまらなくなる、などといったことがありました。

 

その時には多少気のコントロールが出来るようになっていましたし、断食などで身体の邪となる様な物を、あらかじめ外に出しておいたのでその程度で済みましたが、今でもあの状態のままだったらと想像するとぞっとします。

 

ですから効果をあせらず、少しずつ行うと言う観点から見ても、タントウ功は非常に優れていると思います。

タントウ功

 

血流による違い

気を練ることによって通り道が大きくなる。

通り道が大きくなることで気血が通じ細胞に届く。

 

タントウ功 瞑眩・偏差と対処法
タントウ功による好転反応 タントウ功は健康を害する状態にはなりにくいですが、やはり身体に変化を起す以上、何らかの反応は起きてきます。 東洋医学では瞑眩(めんげん)と言って、病気がよくなる前に好転反応として眩暈(めまい)の様な、気...
タイトルとURLをコピーしました