タントウ功 気の循環

気と小周天と瞑想

気を集中する場所

 

タントウ功での姿勢では臍下丹田(せいかたんでん)だけでなく、仙骨周辺にも筋トーヌスが起こりますので、仙骨周辺も血流が盛んになり温かくなってきます。

 

ですから正しい姿勢で行うことは、臍下丹田や仙骨に筋トーヌスが起こる状態ですから、背筋も伸びますので背筋にも血流は巡り効率よく気を発生させ、気血がダイナミックに巡るルートが出来上がります。

 

では臍下丹田や仙骨以外は効率が悪いのか?と言うと確かに悪いのです。

 

例えば頭は諸陽が集る所と言って、熱が集中しやすいところですが、集りすぎると頭痛、イライラする、眠れないなど様々な症状が出てくるので当然駄目です。

 

このような場合、上がり過ぎた熱で舌先の色が赤くなって苔は薄くなることが多いので、ストレスなどでそのような状態になっている方の場合、漢方薬で上がり過ぎた熱を調整しながら行うことをおススメします。

 

そうしないと、ただでさえ気の熱が暴走して頭に向かいやすいので、タントウ功によって熱が生じてくると、いわゆる瞑眩や、偏差などになる危険が高くなります。

 

どうしても頭に熱が上がりやすく、イライラしやすい、目が赤く充血する、口が苦く感じる、顔面が紅潮するなどの方は、桂枝加竜骨牡蛎湯大柴胡湯抑肝散加陳皮半夏柴胡清肝湯などで、上がり過ぎた気を引き降ろしながら行うことをおススメします。

 

ではお腹はどうかと言いますと、確かにお腹に気が集るのは一見良さそうに感じますが、胃の辺りに気が集中しすぎて熱になると、胃熱と言って異常な食欲が出てきたり、口臭、口内炎、歯茎の腫れなどの原因になることもあります。

 

異常な食欲で入ってきた食べ物と、異常な熱が結びつくと湿熱と呼ばれる病理産物を生み、それが居座ることで流れの悪化を招くので、気血の巡りが悪くなりやすく、やはり偏差の危険が高くなります。

 

このような方の場合、胃熱によって、舌の中央の苔が剥がれ落ちていることがあり、胃熱を作る原因を探りながら、半夏瀉心湯黄連解毒湯白虎加人参湯三黄瀉心湯などで調整します。

 

気はエネルギー

 

頭の所でも少し言いましたが、気はエネルギーですので集中すれば熱に変わります。熱は自然の状態では体の上部へ上がっていきますから、下から温めたほうが身体の中の巡る物を循環させるには非常に効率が良いわけです。

 

お風呂を沸かすときに、お風呂の水の上で火を焚く人がいないように、お風呂の釜も下から焚きつけたほうが良く、同じように身体の熱も、身体の下部で発生させたほうが良いわけです。

 

身体の中の水分も、水は重いので自然の状態では身体の下部のほうへ降りて行きますので、冷えのある方は水分を温める事が出来にくいため、当然身体の下部である足から浮腫むことが多いわけです。

 

ですから自然の状態では下に降りてくる水分、つまり血、津、液などを、生き物の力である気で温めて、循環に戻してあげれば、身体の中をダイナミックに循環するルートが出来るので、より気が発生しやすくなります。

 

ではもっと下のほうである足はどうかというと、タントウ功では立った状態で行うので、その辺は非常に効率が良いです。

 

正しい姿勢が重要

 

しかし武道などを行う方がやる深く足を曲げた方法は、確かに沢山気を発生させそうですが、とてもキツイ姿勢なので熟練するまでは意識を集中すること、つまり気を練る事には余り向かないかもしれません。

 

まとめますと、足で発生させた気、丹田、仙骨、背筋などで発生させた気は、力みを抜いた状態、トーヌスの状態で赤筋に血流が流れ込むことで、全身を大きく循環する流れが生じ、効率よく発生します。

 

また腎は気を納めると言うほど、腎は呼吸とも大きく関連しますので、トーヌスの状態で腎に負荷を与えることで、呼吸は自動的に深くなり、酸素は全身を巡り、更に気を発生させる好循環になるのです。

タントウ功

 

身体を温める

下から温めれば水は効率よく循環する

 

タントウ功 気を練る
気を練る目的 では、気を練るとはどういうことなのでしょうか。 練るとはその言葉の通りに言えば、こねたりして粘りつくように粘度を上昇させることですが、長い時間練磨することにより、気が粘りつくように感じる状態になるように修練すること...

 

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