タントウ功 意識の場所

気と小周天と瞑想
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意識の注意点は

 

練丹をする際に意識する身体の部位は何処が良いのかと言うと、やはりおへその下の丹田が一番効率が良いでしょう。特にタントウ功の場合強い呼吸をするわけでもないので、体に負担を強いるわけではないので安心してできます。

 

先ほど精を気に変えるのは腎気と言いましたが、腎とは東洋医学の五臓の考えで、身体の土台となる部分を指しています。

 

現代医学で言う腎臓の働きも含みますが、成長や発育、遺伝的な部分も包括した、人体の基礎を作る部分とイメージして置いてください。

 

例えば高齢になってこの腎気が衰えてくると、臍(へそ)の下の丹田がゆるんできてしまい、そこの周辺の筋肉がゆるみ、横隔膜が下がりぎみの状態になってしまします。

 

そのような方は普段は平気でも、階段を上ったりして酸素がより必要な状況になっても、横隔膜は下がりきったままで、肺を広げる事が出来ませんので、酸素の吸収が不足し呼吸困難になってしまいます。

 

これなどは腎が気を納めることができない、腎不納気による呼吸困難と言い、腎気が弱ってきた、つまり人体の土台部分が弱ってきたと考えることがあります。

 

ですから、まずは臍下の筋肉を回復させて横隔膜の落ち込みを修復することで、呼吸困難にならないようにしていきます。その時に鍛える部分が臍(へそ)の下の丹田と呼ぶ部位です。

 

部位的には筋肉で言うと腸腰筋なので、腸腰筋を鍛えれば良いと書かれた文章を目にする事がありますが、呼吸困難を改善するのだけが目的であるならばそれでも良いのですが、気を効率よく発生するのが目的の気功では、表面的に鍛えられる筋肉だけを鍛えてもあまり意味がないと考えます。

 

腎気と筋トーヌス

 

身体を支える働きには、筋トーヌスと呼ばれる姿勢維持に重要な意味を持つ働きがあります。

 

その姿勢維持の働きである筋トーヌスを起すことにより、その周囲の筋肉に血流が盛んになることで、気が効率よく発生するのでは無いかと言われています。

 

なぜかと言いますと、姿勢維持の際に特に働く筋肉は赤筋と呼ばれ毛細血管が豊富に含まれミトコンドリアも多いと言われていますが、白筋と呼ばれる重いものを持ち上げたりする筋肉には、毛細血管やミトコンドリアが少ないといわれています。

 

気功では呼吸によって酸素を効率よく取り入れ、それを無駄遣いせず必要な場所へ届けることで、酸素を受け取った細胞は機能活動を行い、熱やエネルギーが発生します。

 

その熱やエネルギーを意識と合わせて運用することが、気功の最初の目的です。

 

ですから毛細血管の多い赤筋を、姿勢維持の状態で適度に働かせることで効率よく熱やエネルギーが発生するのです。

 

ところで筋トーヌスをもう少し詳しく見てみますと、先に書いたように身体を支える働きのことですが、働きを支えるのは筋肉なら全部じゃないか?と思われそうですが、実際には身体をリラックスした状態で身体を支える働きのことでので、白筋のように力んだ状態での筋肉の使い方とは違うのです。

 

支える働きには、筋紡錘と言う骨格筋の中にある受容器が関連して筋肉の収縮状態を伝えることで、脊髄反射などを起し姿勢を保ちますが、この筋紡錘の働きも、肝腎同源の言葉から、東洋医学的に見ると腎気の働きと見ることができます。

 

力みを捨てる

 

指圧の世界では指圧するときは肩の力を抜けと言われます。なぜかと言いますと肩に力が入った状態で押す状態は、力んだ状態であり、術者の力みが患者にも伝わってしまい、患者の身体深くまで、圧を伝えることができなくなるからといいます。

 

力みを取り去った状態で、患者に自分の体重を支えてもらうような指圧を安定支え圧と言いますが、この圧のかけ方であると、患者の緊張も緩んで圧が深く浸透します。
この安定支え圧の時の状態が筋トーヌスの状態です。

 

でも単純に力のある人が、力いっぱいやれば深く圧が入りそうですよね、たぶんそのとおりだと思いますが、この時おそらく筋トーヌスの状態にいることで術者は気が効率的に発生し、患者も緊張していない状態ですから、気が効率的に循環し、強い圧ではなくても施術効果が増すのだと思います。

 

特に日本の指圧で良く行われる按腹術と呼ばれるような、お腹の指圧の場合は、とても重要な器官が沢山ある場所ですので、力任せに押すことは出来ません、しかし圧を届かせる必要のある場合には、絶対に必要な技だといいます。

 

指圧やマッサージなどでは圧を与えることで、患者の滞っている部分を中心に循環を改善することが目的ですから、緊張状態にあっては身体の循環は悪化しますので、痛いだけ、あるいはその時は気持ちが良くても、治療効果はあまり望めないのです。

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筋肉の種類によって働きが違う

力みを抜いた状態が仕事である赤筋と
力むのが仕事である白筋

 

タントウ功 気の循環
気を集中する場所 タントウ功での姿勢では臍下丹田(せいかたんでん)だけでなく、仙骨周辺にも筋トーヌスが起こりますので、仙骨周辺も血流が盛んになり温かくなってきます。 ですから正しい姿勢で行うことは、臍下丹田や仙骨に筋トーヌスが起...

 

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