ストレスによるイライラを解消する漢方薬と感情のコントロール方法

アトピー

こんにちは。

ながつか漢方堂です。

 

美肌漢方
美肌漢方

ストレスによるイライラにお悩みの方へ。

ストレスでイライラし過ぎて

アトピーや肌荒れなど

体の調子が悪くなってきたので悩んでいる。

 

自分に合う漢方薬とか

解消法とかあったら知りたい。

と悩んでいませんか。

 

本記事では、下記の内容を詳しくご説明いたします。

 

この記事の内容

  • ストレスによるイライラを解消する漢方薬は様々です
  • 体と心の両面から改善することがストレスによるイライラを解消する秘訣です

この記事を書いているのは、漢方薬、気功、自然療法を実践し始めて30年以上。

世界中医薬学会連合会認定の、国際中医専門員がお伝えいたします。

 

こちらの動画でも解説しています。

ストレスによるイライラを解消する漢方薬は様々です

結論から言いますと、ストレスによるイライラを解消する漢方薬は様々です。

 

東洋医学の考えでは、怒りの感情は、肝との関連が深いと言い、ストレスによる様々な影響によって肝気が影響を受けて、イライラの症状が現れます。

 

肝気は、お腹で作られた気血を、体全体に巡らせて届け、不要物を回収する働きを担っています。

 

さらに、感情や情緒とも関連し、躍動感や興奮、勢いの良さなどとも深い結びつきがあります。

 

このため、発散や上昇、緩やかに動ける状態であるのを好むので、様々な感情の影響を受けて肝気が鬱滞すると、押し込められた躍動感や興奮、勢いの良さなどが爆発して怒りの感情が起こります。

 

怒りの感情を表す心情語には、頭に血が上る、カーッとなる、虫が収まらない、憤る、爆発寸前など、中心にあるものを外側に勢いよく広げる言葉が多いように、肝気の働きと一致しています。

 

ですから漢方薬では、肝気を穏やかにすることで、なかなか収まらないイライラを解消するのですが、そのためには肝気の状態によって漢方薬の種類を変える必要があります。

 

怒りに関連する肝気の状態には、以下のようなものがあります。

  • ①ストレスを感じる事で、肝気が滞った
  • ②考え過ぎや、頭の使い過ぎなどの方が、ストレスで強い熱が生じる
  • ③過労や夜更かしから、潤いが減少している方が、ストレスを感じた

一つずつ解説いたします。

 

①ストレスを感じる事で、肝気が滞った

 

このような方は、肝気の滞りを改善して、怒りを治めるようにします。

 

ストレスによって体が緊張して、肝気の伸びやかさが失われると、気が滞って熱を持ち、怒りの感情になります。

 

このような方の特徴としては

  • 胸や腹が張る
  • ため息をよくつく
  • あちこちの痒みや痛み
  • 便秘になりやすい
  • 生理不順
  • 夜に落ち着かない

などがあります。

 

これらは、気の滞りによって筋肉が緊張して、あちこちのスジが突っ張っていることや、届けられるべきものが、届かずに不足していることから起こります。

 

そのため、体の緊張を緩めて、気の巡りを良くすることで、体に必要のない熱が生じなくなって、怒りが収まります。

 

このような場合、柴胡疏肝湯や四逆散などで、気の滞りを改善して解消します。

 

②考え過ぎや、頭の使い過ぎなどの方が、ストレスで強い熱が生じる

 

このような方は、頭の使い過ぎなどによって生じた熱を冷ましつつ、肝気の滞りを改善します。

 

考えすぎや、心配事など、過度の精神活動によって脳に熱が集中していると、心のバランスが崩れやすくなります。

 

そこへストレスにより肝気が滞ると、それによる熱が加わって怒りを強く感じるようになります。

 

また、体が暑がりな方や、脂っこい物や、味の濃厚な物を好んで食べるような方、お酒などを良く飲むような方の場合にも、体には熱が生じやすいので、怒りやすくなります。

 

このような方の特徴としては

  • ちょっとしたことでも怒りを感じる
  • 怒り方がものすごく激しく強い
  • なかなか怒りが鎮まらない
  • 耳鳴りが激しい
  • 口が苦く感じる
  • 顔が赤い

などがあります。

 

これらは、元々体が作り出す熱が強いので、気の滞りによって生じる熱が強すぎ、「頭に血が上る」の言葉通りに、一気に頭の方へと熱が向かう事で起こっています。

 

このような場合、竜胆瀉肝湯などで、気の滞りを解消して巡らせることとともに、余分な熱を冷ますことで、激しい怒りを収めるようにします。

 

③過労や夜更かしから、潤いが減少している方が、ストレスを感じた

 

このような方は、潤いを補充することで、肝気の滞りを解消します。

 

体の潤いには、熱を冷ます冷却水としての働きと、緊張を緩めて体をリラックスさせる働きがあります。

 

潤いが足りないことで、ストレスによって強い緊張が生じる様になり、しかも生じた熱が中々冷まされなくなります。

 

このような方の特徴としては

  • 目が乾燥したりまぶしく感じる
  • 寝汗をかくことが多い
  • 夢を見ることが多い
  • 下半身にだるさがある
  • 熱がないのに体に熱感を感じる

などがあります。

 

これらは、潤いの減少によって、熱を制御することが出来なくなり、余った熱が上に浮き上がってしまう事で起こります。

 

このような場合、知柏地黄丸などで潤いを補充することで、緊張を緩め、熱を冷ますことで、落ち着かない心を穏やかにして、怒りを収めます。

 

体と心の両面から改善することがストレスによるイライラを解消する秘訣です

体と心の両面から解決することが、大切です。

 

様々な、イライラを解消するための漢方薬をご紹介しましたが、漢方薬だけでは気の滞りを解消する、熱を冷ます、潤いを補充するなど、結果として現れている体の症状を解決しているにすぎません。

 

ですがもちろん、心の問題だけを変えようとしても、無理です。

 

なぜなら、感情は大脳辺縁系の働きによって作り出されているのですが、感情を上手にコントロールするためには、大脳新皮質の前頭葉の働きが重要になってきます。

 

例えば、普段は温厚な方でも、お酒を飲むことで、急に怒りっぽくなったりすることがありますが、これはアルコールによって脳の前頭葉が麻痺して、感情のコントロールができなくなったことに関係します。

 

前頭葉に限らず、年を取ることによって、筋肉を使わなければ衰えてしまう様に、脳も少しずつ萎縮してしまうのですが、それには、脳への血流の悪化なども関係しています。

 

つまり、血液の巡りが悪いことで、前頭葉への血流が悪くなっていると、前頭葉の働きが低下して、上手く感情をコントロールすることが出来なくなります。

 

そのためにも、漢方薬による、気血の巡りを改善することは大切です。

 

さらに、幸せ物質ともいわれるセロトニンなどは、感情や気分のコントロール、心の安定に関係していますが、腸内環境の状態によって、その分泌が変わります。

 

このことから、腸内環境が悪化していると、セロトニンの分泌が減少して、脳内にセロトニンが足りなくなり、怒りの感情などをコントロールすることが出来なくなります。

 

ですから、体の状態を整えることで、ストレスに強くなり、イライラした状態を引きずらなくなるので、心の安定を保ちやすくなります。

 

とはいえ、体だけを良くするだけでも不十分で、考え方の癖を変えることも必要です。

 

自分はこうあるべきである、と言うような、固定化させるような考え方は、肝気を押し込めてしまいます。

 

解説しましたように、肝気は伸びやかに、発散、上昇するような緩やかさを好みます。

 

そのため、常識的にはこうだから、誰々がこういったからなど、本当はこうありたいという自分の気持ちがあるのに、世間の目を通してみた自分という、枠にはめるような、考え方の癖があると、肝気は病的になります。

 

また、何事も、悪くとらえてしまうような考え方の癖によっても、肝気の伸びやかさは失われていき、あちこちで気の滞りが起こるようになります。

 

そして、気の滞りが血液などをも巻き込んで停滞させ、それがさらに気の滞りを生むといった感じに、怒りやすい体の状態を作り出してしまうようになります。

 

怒り自体は悪い物ではなく、肝気の表現の一つです。

 

感情が起こるには、そこに気のエネルギーが存在していますので、そのエネルギーを、適度に消費してあげる事で、肝気の滞りは解消されて、怒りは解放されます。

 

そのためには、今感じている感情を、深く味わってあげてみてください。

 

エネルギーですから、体験してしまえば、必ず消えていきます。

 

怒り自体を排除しようと頑張ることの方が、余計にエネルギーの消耗を招いてしまいます。

 

じっくり味わうことが難しければ、ノートに書きたすことで解放することや、深呼吸をする、カラオケなどで大声を出すことも良いです。

 

そうすることで、滞っているエネルギーが無くなりますので、心ががスっと軽くなるはずです。

 

今回は以上です。

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