
自然療法ってアトピーの
体質を改善するっていうけど
どんな方法があるの?

自然療法には様々ありまして
食事療法
手当法
薬草
などがありますよ。

少し見てみましょう。
「自然療法で体質を改善して、アトピーを改善したいけど、どんな方法があるのか、どの様ににしたらいいのかが分からない」という方は多いと思います。
そこでここでは
①自然療法の考え方
②自然療法の様々な手当法
③自然療法のコツ
の上記三つをご紹介いたします。
自然療法の考え整体観
東洋医学では整体観という考えがあり、人体を有機的に統一された「整体」だと言います。
見方によっては別々なもの、それら様々な部分の要素が深く関連し合って、人体という全体が成り立っている。また、人体という個体の中の、全体と部分あるいは部分と部分の間に存在する関連性を重視しています。
また体の内側の関連だけではなく、人間と自然界をまとめて一つの整体とみなし天人相応や天人合一という見方もします。
つまり自然界の仕組みや要素と、人の身体の仕組みや要素は同じであるので、自然からはさまざまな影響を受けていると考えます。
本来ならば東洋医学に言われるまでも無いことですが、残念ながら日々の多忙な生活をすごしていると人間は自然の一部であることを、つい忘れがちです。
その自然の一部である人間が、自然の流れから外れると、様々な症状に悩まされることもあります。
自然療法あれこれ
食事療法
自然療法にはいくつかの種類に分けることが出来ます。まずは食事療法で体の内側を変えていこうという方法です。普段何気なく食べているものは、すべてが体にとってありがたい物ばかりではなくて、中には体に害を与えるような食べ物もあります。
例えば食品添加物の中には、人によって体質によって拒否反応を起こすものや、油などで揚げたような様な食品の中には、酸化が激しく進んでいるようなものもあります。
健康な方であれば、それらの“異物”は体の力で排除して何事もないのですが、体調の悪いときや、体の弱い方がそれらの食べ物によって少しずつ体調を崩してしまうと様々な症状が出てきて病気になってしまいます。
本来は体を栄養する食べ物が、体を壊す原因となってしまうのです。
また食べ物自体には問題はないが、食べ物の持つ性質が合わず、それをずっと食べ続けている事により、体質がそちらに傾いてしまい、体質の傾きによって様々な症状が出てくる場合もあります。

ですので、体にとって悪さをするような食べ物を、体を滋養してくれるような食べ物に変えていく事が第一の方法で、一番大切な食事療法です。次いでご自分の体質の傾きを知り、その体質に合った食べ物に変えていくことが大切な方法となります。
例えば酵素が入っているとか、菌や酵母が入っているなどとサプリを購入される方もいらっしゃるかもしれませんが、しっかりと自然に発酵させて作ってある味噌、醤油などを使っているのであれば、通常は必要ありません。
それらの調味料に入っている菌が腸内の有効な菌を育ててくれますので、大腸の整腸作用を促進して大掃除をしてくれます。
それらの自然の調味料で味付けし、出汁も自然のものを使い、体に負担のかからない範囲で玄米食を基本にしてゴマをすり降ろしてかけ、野菜を多めに少しの魚と肉でとバランス良い食事にすると体は滋養されていきます。
体の負担のかからない範囲で玄米食と書いたのは、お腹が弱ってしまっているような方の場合、玄米食は重く感じてしまい、さらに胃腸の負担をかけてしまうからです。
それでは意味がありませんので、そういう方は5分づきにするとか、ご飯は白米にしてすりゴマなどをかけるなどの工夫をすると良いです。

自然の調味料は
それだけで整腸作用が
あるのか
手当て法
手当て法は食事によって体の内側から滋養させてきたものを、こんにゃく湿布や、生姜湿布、枇杷の葉温灸などで、体の外側から主に熱を与えることで応援していく方法です。
こんにゃく湿布の詳細はリンクしておきますが、体が弱ってしまうと機能低下を起こし、体は冷えてきてしまいます。

局所的に熱くなっている場合などもありますが、食べ物を吸収して栄養に変える働きをする部分などは、機能低下を起こしていることが多いので、それを外側から熱を与えることで応援します。
こんにゃくや温灸などで温めると、熱の浸透が電気などで温めるのとは違い、芯にまで到達するように温まります。感じとしては、内側の気がぐぐーと力強く働きだして、停滞していた気血を巡らせてくれますので、それによって深い芯の部分が機能を取り戻していきます。
手当て法は他にもありますが、お家で手軽にできる方法としては、こんにゃく湿布ということになります。煙が気にならない方や、症状が重い方などは枇杷の葉温灸と交互に毎日行うと良い結果が出やすくなります。

外側から温めることで
芯の部分を応援するのか
自然の力で癒される
このように自然には癒してくれる力もあります。
食事療法や、手当て法などを手軽に利用して、体調を整える方法が自然療法です。特別な道具や知識も必要なく、ご自分ですぐに始められますので、まずはこんにゃく湿布などを始められると良いと思います。
自然療法のコツを言えば「ここちよい」です。
こんにゃく湿布もそうですし、食事療法なども、心地よさが感じられているならば、自然の力が身体を応援してくれている証拠です。
ですが、いきなり無理をして食事を変えたり、こうでなければいけないなどと歯を食いしばってやっていると、今度はそれがストレスになって病気になってしまいます。
無理のない範囲で少しずつ楽しみながらやっていると、例えば食事などは自然の食品の方が味わい深く、美味しく感じられるようになってきます。
アトピーには
アトピーの方の場合、やはり食事が原因になることが多いので、食事療法は重症な方の場合にはどうしても必要になると思います。調子が良くても食事の内容を油断すると、一気に悪化することが良くあるからです。
一度悪化してしまうと、良くなるにはまた時間をかけてゆっくりと改善することになりますので、食事はやはり気を付けていかれる方が良いと思います。
また手当て法に関しても、アトピーの方の中には、お腹の消化する力はあっても、吸収して栄養などを作る部分が弱っている場合があり、それによって貧血などになってしまって肌がガサガサになっていることも少なくありませんので、手当て法で外側から機能を高めることも併用して行うと回復が早くなります。
しかし熱を加えると、気持ちがあまりよくないような方の場合には、実施しない方が良いです。あくまで心地よいと感じる方が行ってください。
以上、簡単に自然療法をご紹介させていただきました。私は「あなたと健康社」の東城百合子先生の料理教室や、合宿などに通わせていただき、1年間しっかりと学ばせていただき、大変勉強になりそして助けられました。
あなたも、ぜひご家庭でさまざまな方法を試してみてください。
きっと自然の力を体感できると思います。

無理せず
楽しみながらが
良いのね