
紫蘇のおいしい季節になりました。
6月~8月にかけて赤じそ、青じそが旬になり、お店に多く見かけるようになります。
紫蘇は薬味、梅干し、紫蘇ジュースなどに使われます。たくさん手に入ったら、ジュースにしましょう!!
今回は【紫蘇の効能】と【紫蘇ジュースの作り方】について書いていきます。
紫蘇ジュースの効能は?
紫蘇の栄養価
紫蘇は
カロテン、ビタミンB群、ビタミンC、カルシウム、鉄、食物繊維、カリウムなどの栄養素が多く、中でもβ-カロテンの含有量は100gあたり、11000 μgも含まれています。
「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」より
栄養面でも優秀です!
紫蘇のにおい成分「ペリルアルデヒド」には、強い防腐作用と殺菌作用を持っています。
紫蘇に含まれるポリフェノール類の【ロスマリン酸】は、ドーパミン関連のモナミン濃度が上昇し、アルツハイマー病を予防する機序を発表しました。(東京大学らの研究)
またポリフェノールの一種フラボノイドの一つ【ルテオリン】には、アレルギー反応を引き起こす物質であるロイコトリエンの産生を抑え、抗アレルギー、抗炎症作用があります。アレルギー疾患に有用として健康食品としても利用されています。
薬膳からみた紫蘇
紫蘇(しそ)
- 性味:辛/温
- 帰経:肺脾
- 効能:辛温解表
- 解表散寒
- 行気和中
- 解毒
- 適応:感冒、嘔吐、魚介類解除、痰による胸の痛み、さらさらの白い痰を吐く、
- 精神性ののどの詰り、冷えによる腹の張り
「食物性味表」日本中医食養学会より
辛温の性質で温めと、芳香で「気」を動かす作用があります。
また紫蘇は漢方の生薬になっています。香蘇散、半夏厚朴湯、藿香正気散などに配合されています。
紫蘇ジュースレシピ
材料

・紫蘇・・・200g
・水・・・1L
・てんさい糖・・・120g
・レモン汁・・・80g
作り方
①茎から葉を外す。










紫蘇ジュースの搾りかすは
搾りかすは捨てないで「しそ味噌」にしてはどうでしょうか?
紫蘇を適当に刻み、ごま油で炒め、みりん、味噌で味付けします。
ひき肉、油あげ、ちくわ、さつま揚げ、かつおぶしなど入れるとおいしくなります。
ごはんのお供にいかがですか?
参考文献