生理中に下痢になる3つの原因と解消のための漢方薬

漢方薬

こんにちは。

ながつか漢方堂です。

 

美肌漢方
美肌漢方

生理中の下痢にお悩みの方へ。

生理中の下痢を治す方法が知りたい。

どうして、生理中に下痢になってしまうのか知りたい。

 

生理になると必ず下痢になるので

トイレが近くにないと不安なので

早く治したいのでおススメの漢方薬が知りたい。

と悩んでいませんか?

 

本記事では、下記の内容を詳しくご説明いたします。

 

この記事の内容

  • 生理中の下痢の原因は3つあります
  • 生理中の下痢を解消する自然療法

この記事を書いているのは、漢方薬、気功、自然療法を実践し始めて30年以上。

世界中医薬学会連合会認定の、国際中医専門員がお伝えいたします。

 

この記事を動画にしました。

生理中の下痢の原因は3つあります

生理になると、子宮粘膜の入れ替えのために血は下向きに注がれます。

 

排卵の後、子宮を育てるために多量の気血が集まってきますので、気血の流れは下向きがメインとなっています。

 

この時、腸管の動きを調整する気も下向き優位になりますので、普段は便秘気味の方でも、この時期には解消されることがあります。

 

そして生理になると、子宮粘膜の古くなった血は、新しい血と入れ替えられますので、この時、身体全体の血は下向きに激しく移動するようになりますが、気の流れは通常の状態に戻ります。

 

そのため、腸管の動きは下向き優位から解放されて通常の働きに戻るので、便の状態は普段と変わらない状態に戻るはずですが、下痢になってしまう事があります。

 

その理由として、血の下向きの流れに巻き込まれて、腸管を調整する気が本来の流れに戻ることが出来ずに、下向きに落ち込んでしまう事が考えられます。

 

気が巻き込まれてしまう原因として

  • お腹が弱い
  • 腎陽の不足
  • ストレスを感じやすい

の3つがあります

 

1つずつ解説します。

 

お腹が弱い(脾気)

 

お腹が弱くなると、気が持ち上げられずに下に落ち込みます。

 

脾気には、食べ物から栄養を吸収して、体に必要な状態に変えることなどの他に、平滑筋の緊張度を維持する働きがあります。

 

そのため、脾気が弱ってしまうことで平滑筋が緩み、食べると胃が重くなる、胃下垂、立ちくらみなどの内臓の下垂しからくる症状が現れます。

 

また、心臓から送り出された血液が、下肢の方から心臓へと戻る場合には、ある程度の血管の弾力性が必要です。

 

しかし、血管も平滑筋によって緊張度が維持されていますので、脾気が弱ってしまうと、血管が緩んでしまい、体の上の方へと血液を戻すことが困難になります。

 

このため、脾気が弱っていると、腸管の緊張度が弱ってしまい、生理の時の下向きに向かう血の動きに影響を受けて、吸収したものを保つことが出来なくなると下痢になります。

 

というのも、腸管の表面には毛細血管が沢山張り巡らされていて、血液の流れの影響を受けやすい場所で、血管の緊張度の緩みによる、下向きの血の動きの影響をも受けてしまうからです。

 

このような場合、補中益気湯加味帰脾湯などで、脾気を盛り立てて、平滑筋の緊張度を高めることで解消します。

 

腎陽の不足(冷えやすい)

 

腎気が不足しても、気の持ち上げる力は低下します。

 

体の中に入った栄養物は、芯部の熱である腎陽によって温められることで、身体の上の方に持ち上げられます。

 

そのため、腎陽が冷えてしまうと、吸収した栄養は体の下の方に停滞しやすくなります。

 

この時、生理の時の下向きに向かう血の動きに影響を受けるようになると、入り口付近で停滞していた栄養が下向きの流れに巻きこまれて下痢になります。

 

しかも、吸収されたものが、温められずに下の方に停滞しているので、身体は浮腫みやすくなります。

 

また、脾気は腎陽によって働きの原動力が供給されていますので、腎陽の低下によっても脾の持ち上げる力は低下してしまいます。

 

このような場合、真武湯や、附子理中湯などで、腎気を盛り立てて、解消します。

 

ストレスを感じやすい

 

ストレスを感じやすいと、肝気の異常が生理になると現れます。

 

生理で不要になった血を放出する場合、主に肝気と腎気によってコントロールされています。

 

腎気の入口の開閉を調整する働きと、肝気の入口の筋肉を調整する力の共同作業によって、月経血は排出されていきますが、この時、肝気と脾胃の気の調和が問題になります。

 

ストレスによって肝気が不具合を起こし、脾気の吸収して持ち上げる力や、胃気の腸管の蠕動運動の力の調和がとれないと、脾気が栄養物を吸収する前に、胃気による蠕動運動によって便を押し出す力が強くなります。

 

この状態の時に、月経血を放出する流れに巻き込まれてしまうと、ますます肝気と脾胃の気との調和が難しくなって下痢になります。

 

このような場合、四逆散加味逍遥散などで、肝気の滞りを改善して、脾胃の気との調和を回復させて解消します。

 

生理中の下痢を解消する自然療法

これまでご紹介しましたように、生理中に下痢になる理由には、経血の下向きの動きに巻き込まれてしまうような、体の機能的な弱さが原因となる場合と、腸管のコントロールをする部分の乱れが、月経時に増幅されてしまう事が考えられます。

 

自然療法で改善する場合でも、これらを解消するためには機能的に高めることと、ストレスなどによるコントロールの調和がとれるようにする必要があります。

 

整体の考えでは、胸椎の11~12番、腰椎の1~4番のズレが関係していると考えます。

 

特に、腰椎2番は大腸をコントロールする信号が出ている場所ですので、軽く刺激をしたり、冷えているような方はコンニャク湿布で温めてあげるようにすると良いです。

 

また、脾気が機能低下してしまい、胃下垂などの平滑筋の緩みが出てしまっているような方の場合には、食事にも気を付ける必要があります。

 

食べ過ぎや飲み過ぎはもちろんですが、甘いものや味の濃厚な物の摂り過ぎなどに注意して、良く噛んで食べるようにして、お腹に負担をかけないようにすることを心がけてください。

 

特に、冷たいものや、体を冷やす性質のあるものは控えめにしないと、お腹が冷えてしまう事で、ますます脾気の機能は悪化して、平滑筋が緩むことにつながります。

 

そして、ストレスを感じやすい方は、吐く息を長めにする呼吸法を寝る前だけでもするなどして、緊張をほぐす方法をお試しください。

 

この場合、夜更かしや過労などによって体の潤いが減少すると、余計にストレスを感じやすく、肝気の働きも不具合を起こしやすくなりますので、早めに寝ることを心がけてみてください。

 

今回は以上です。

 

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