アトピーの痒さで顔をたたく癖が止められない

アトピー

叩くことを止められない

 

痒いと顔をたたいてしまう方がいらっしゃいます。もちろん痒いから掻きたいのですが、顔なので掻き傷が目立ってしまうのを嫌って掻くのを我慢して顔をたたく方。

 

あるいは、顔の周辺に熱がこもったように感じ、叩くとそのこもった感じが抜けるように感じます。本人としても本当は叩くのをやめたいのですが、ストレスなどが高まってくるとどうしても叩かずにはいられないようです。

 

叩いたり掻いたりする事が良くないと頭ではわかってはいるものの、掻いてしまう自分の弱さなどで、精神的に苦しい思いをされている方は多いと思います。

 

また、このような方の場合、お酒を飲んだように顔が赤くなってしまうこともよく見られ、それがまた苦しみの一つにもなります。

 

しかし顔をたたくことは、眼に衝撃を与えることになりますので、眼底出血や白内障、あるいは網膜剥離などの心配をしないといけなくなることにもなりかねません。

 

確かに顔をたたくことで、一時的に顔面表層の血流が活発になり、それによって熱が放散されるので、こもった熱は放散されるかもしれません。

 

またいろいろな説があるようですが、顔をたたくことによって結果的に毛細血管がつぶれてしまい、かえって血流が悪化するのではないかという指摘もあります。

 

それならば蒸しタオルと冷たいタオルで、直接顔を温めて冷やすを繰り返し、表面の血流を良くしたほうが良いかと思います。ただしやりすぎると必要な潤いも奪われてしまいますので適度に行う必要があります。

呼吸はどうなっている?

 

アトピーなどの場合、呼吸などを見直す必要もあるかもしれません。

 

顔をたたく場合、リラックスした状態でたたいている人は少ないと思います?おそらくほとんどの方が息を止め、顔に力を込めて踏ん張るようにして叩いているのではないでしょうか?

 

その場合、気血は顔面に集中し、その集中してあふれ出した気が表層から抜けているにすぎません。

 

しかも顔に熱がこもった状況を作っている場合までの道筋を考えてみると、ストレスによって呼吸が浅くなり、意識や気は頭のほうに集中し、ストレスによって全身の巡りが悪くなります。

 

その滞りによって生じた余分な熱も体の上のほうにふらふらと、あるいは勢いをもって頭部顔面に集中していると考えられます。

 

つまり本当の問題は、顔面表層の血流の悪さと、全身の気血の巡りの悪さからの滞りによって生じる余分な熱、それらが頭部に向かって上昇してしまうことが問題になってきます。

 

呼吸と漢方薬で改善する

 

もちろんしっかりと治療するためには呼吸だけでなく、食事療法や、場合によっては漢方薬や薬膳茶などで体の内側からの改善が必要ですが、そうするには何が原因で起こっているのかを探る必要があります。

 

多くの場合、気の滞りが原因になって、巡りが悪くなっていますので、滞った気を動かす漢方薬を使いますが、あまり強く気の滞りを解消してしまうと、皮膚が乾燥して余計に痒くなることがありますので注意が必要です。

 

このような場合、排膿散及湯香蘇散桔梗石膏桂枝湯などで、気の巡りを整えて解消します。

 

しかし、呼吸だけならばご自分が普段どのような呼吸になっているのか、呼吸が浅くなっているのか、または荒くなっているのかを知り、何が原因によってそのような呼吸になっているのかを観察して、呼吸に工夫をすることからでも改善への一歩になると思います。

 

私の経験では、吸気の時に力んでしまい、呼吸が浅くなってしまう方が多いように感じます。それはストレスに対する防御態勢なのかもしれません。あなたの呼吸はどのような癖があるでしょうか?

 

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