【不眠】眠りが浅くなる理由と漢方薬

漢方薬

こんにちは。

ながつか漢方堂です。

 

美肌漢方
美肌漢方

不眠に効く漢方薬が知りたい。

どうして、眠りが浅くなるの?

 

寝つきは良いけれど

夜になると目が覚めて

朝になっても疲れが取れない感じがするので

不眠を解消したい。

と悩んでいませんか?

 

本記事では、下記の内容を詳しくご説明いたします。

 

この記事の内容

  • 眠りが浅くなる理由と漢方薬
  • 眠りが浅いときの自然療法

この記事を書いているのは、漢方薬、気功、自然療法を実践し始めて30年以上。

世界中医薬学会連合会認定の、国際中医専門員がお伝えいたします。

 

この記事を動画にしました。

 

 

気は、日中は活動のために、身体の外側を巡っていますが、夜になると身体の内側に戻ってきて修復します。

 

この時、睡眠に入るには、身体の潤いである陰によって、興奮した心をゆったりと穏やかな状態に落ち着けることが必要です。

 

例えば、遠足の前の日の子供のように、明日大事なイベントがあるような場合に、体も心も興奮して熱が盛んになっていると、心の興奮が鎮まらなくなって、寝付けなくなります。

 

このような場合、黄連解毒湯桂枝加竜骨牡蛎湯などで、心の興奮を鎮めて、不眠を解消します。

 

しかし、寝つきは良くても、途中で目が覚めてしまい、眠りが浅いタイプの不眠に悩んでいる方もいると思います。

 

これに関して、東洋医学的に解説いたします。

 

眠りが浅くなる理由と漢方薬

途中で目が覚めしまうのは、眠りを維持する潤いが足りないことが原因です。

 

寝つきが悪くなくても、夜中に何度も目が覚めてしまう、夢が多い、眠りが浅く感じてしまうようなタイプの不眠もあります。

 

睡眠を維持するには、心の働きを穏やかな状態にしておく必要がありますので、心血や心陰によって潤いが維持されている必要があります。

 

それらの潤いが足りないと、心の活動が活発になり、途中で目が覚めるようになります。

 

心への潤いの供給が足りなくなる原因として

  • 過労で疲れがある
  • お腹が弱い
  • ストレスを感じやすい

の3つがあります。

 

1つずつ解説します。

過労で疲れがある

 

疲れを無理して活動を続けていると、体の潤いはどんどん減少します。

 

心を潤すための心血や心陰は、腎陰をもとに、脾気によって食べ物から摂り入れられた栄養と結びついて作られます。

 

その腎陰は、活動において燃料として消費されますので、過労の状態が長く続くと、腎陰の消耗は激しくなり、心血や心陰の材料が足りなくなって、眠りが浅くなります。

 

また、腎陰には、体を冷やす冷却水としての働きもありますので、腎陰の不足があると、体がなんとなく熱っぽいだるさを感じるようになります。

 

全身的にも潤いが足りなくなるので、皮膚がかさつく、髪の毛が乾燥する、目が渇く、貧血気味になるなどの、乾きの症状も目立つようになります。

 

このような場合、滋陰降火湯や、知柏地黄丸などで、体の潤いを補充しつつ、余分な熱を冷まして、解消します。

 

お腹が弱い

 

食べた物から、体に必要な潤いを作ることが出来なければ、身体は乾燥します。

 

脾気の働きには、食べ物から体に必要な栄養を吸収して運搬し、それを体にとって役に立つ状態に作り変える働きがあります。

 

そのため、脾気の機能が低下していると、食欲がない、多く食べられない、下痢になりやすいなどとともに、心に必要な潤いも作ることが出来なくなります。

 

しかも、作り出した潤いを、心にまで届ける働きにも脾気が関わっていますので、脾気が弱ると、心へと潤いを届けることもできなくなって、眠りが浅くなります。

 

このことから「不眠に良いから」と、お腹に負担がかかり、体に合っていない様々な食べ物やサプリメントなどを摂取していると、ますます脾気の機能は低下して、眠りの症状が悪化することになります。

 

また、脾気の低下によって、お腹の中に余分な水分が溜まってしまうようになると、それが心へと潤いを届ける働きの邪魔をする様になるので、眠りが浅くなります。

 

このような場合、加味帰脾湯人参養栄湯などで、お腹の機能を高めつつ、心血の材料を補充して解消します。
 
脾気が衰えている場合、食べ過ぎや飲み過ぎはもちろんですが、考えすぎなども脾気を圧迫することにつながりますので、心当たりのある方は注意が必要です。

 

ストレスを感じやすい

 

乾燥症状は、ストレスによってさらに悪化します。

 

ストレスによって、気が滞るようになると、熱が生じることがありますが、身体に潤いが足りないと、熱の症状は悪化しやすくなります。

 

しかも、気の滞りによって生じた熱は、身体のコントロールが効かずに、熱の性質として勝手に身体の上の方に浮き上がっていくので、心において騒ぎを起こす様になります。

 

また、気の滞りによって、気や血の巡りが内側において主体になると、心を含めた表層へは潤いが届かなくなるため、眠りが浅くなります。

 

なお、肝気には、身体の細かな動きを調整する働きがあり、通常ならば、心のコントロールに従って、睡眠時には緊張がほぐれて働きが穏やかになります。

 

しかし、肝気の勢いが強い場合、心が睡眠の状態になっていても、コントロールに従わなくなり、眠っている間に体が勝手に動くようになります。

 

そこまでいかない場合には、夢をよく見るようになって、眠りが浅く、起きても体の疲れが取れていない念類の浅い状態になります。

 

これらは、肝気の不具合によって起こっていますので大柴胡湯四逆散などで、気の滞りを解消し、熱を冷ますことで解消します。

 

眠りが浅いときの自然療法

潤いの減少が、一番の原因ですので、疲れすぎるまで動くなどは控えめにしましょう。

 

眠りの浅くなっている方の場合、運動するなど、体を動かすのは良いことですが、疲れ切ってしまうまでやると、寝つきは良くても、夜中に目が覚めてしまう事の原因となります。

 

身体の様子を見ながら、軽めの運動にしておきましょう。

 

また、百合の根、小麦、酸棗仁、牛乳、梨などは、身体へ潤いを補充をしてくれます。

 

しかし、それらを沢山摂取して、脾気に負担をかけてしまうと、かえって心において乾きの状態を作る原因ともなりますので、適量を美味しくいただくようにすることが大切です。

 

運動でも食事でも、これが良いからと、情報や考えが先に立ってしまうようになると、心の働きはますます騒ぐようになりますので、身体の声を聴くようにすることを心がけてみてください。

 

今回は以上です。

 

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