効率的な痛みの原因の探し方

痛みの原因はどこにある?

立ち上がると痛む。
腰から足にかけてしびれが強い。
寝ていると平気だけど起きだした途端に痺れ痛くなる。

何処であっても、痛いことや痒いことは苦痛ですね。寝ている間はあまりに症状が軽いので治ってきたのかと思い、朝になって立ち上がってみるとやっぱり痛いまま・・・。

痛みが軽くなったように感じると、良くなってきたのかと思ってしまい、かえって期待が裏切られた気がして気分が落ち込んでしまうこともあります。

このような立ち上がると痛むという場合、単純に考えると、立ち上がった時の体重が腰部への負担になり、その負荷が巡りを圧迫して、痛みやしびれになっているのだろうと考えられます。

多くの場合には、腰部の周辺の腰椎などはズレ込んでしまい、上からの体重による圧迫を受け止められなくなり、腰椎の間の血管や神経を圧迫してしまい痛みやしびれを生じていることがあります。

また、東洋医学では腰部は腎気と関連が深いと考えますので、腎気の弱まりによって、腰椎をしっかりと支えられなくなっていることから、ズレを生じていることも考えられますので、整体などでズレを戻すことと同時に、腎気を元気にさせる漢方薬などで内側から応援することも必要になります。

東洋医学では痛みや痺れは、不通則痛・通則不痛といって、通らないから痛む、通っているから痛まないと考えます。痛みは通らないことの重いもの、痺れはそれよりは軽度な通らない状態と考えますので、どちらにしても何らかの原因によって、何かが通行を邪魔されていると考えますので、その原因を探ることが痛みや痺れを解消する第一歩となります。

その原因を知ったうえで、漢方薬や整体などで治療しつつ、薬膳茶や自然療法などの生活から改善していくことも、とても大切です。なぜなら、特に思い当たった原因が思い当たらずに痛みが生じてきた場合などにおいては、生活の歪みがその原因を作り出していることが多いからです。

コーヒーは水分じゃない???

しかし、意外にご自身の生活のどこに歪みがるのか気が付かない方が多いことに驚かされることがあります。特に食生活などにおいてです。

私は必ずと言っていい程する質問に、水分の摂取の事を聞くのですが、まぁ皆さんご自身の水分摂取に無頓着です。

浮腫みがあり、それが巡りを圧迫する原因のように感じられるので、水分はどのくらい飲みますか?と聞いてみると、あまり飲んでいないと仰るのです。しかしよくよく聞いてみると、水は飲まないけど、コーヒーは一日に6杯は飲む、しかも夜は晩酌して・・・・という方が結構いらっしゃいます。つまりこの方にとってコーヒーは水分ではないと感じているのかもしれません。

またある方は、コーヒーは利尿作用があるから浮腫まないんだと、かたくなに信じて疑わない方もいらっしゃっいます。しかし現実として浮腫んでいるので「もし生活が原因でなかったら、腎臓などの検査をお医者様でしていただかないといけませんよ、どちらにしてもご自身の代謝できる水分以上に摂取すると、余分な水分は体に残ってしまいますよ」と説明する場合もあります。

皆さん、テレビなどでコーヒーはこれだけ飲んでも大丈夫。一日に何杯水分を取らないといけないなどの情報を鵜呑みにしているのかもしれません。しかしあくまであの情報は、平均値を取っただけの話であることを忘れてはいけないと思います。

体の大きい人もいれば、小さい人もいます。元気で暑がりの人もいれば、寒がりな人もいます。人それぞれに体質があり遺伝子が違うのですから、それに合わせた生活習慣をする必要があるように感じるのです。

適切な質問の大切さ

このように東洋医学や気、あるいは自然療法などの様々な視点から、体全身の状態をスキャンすると生活の歪みが原因であることが良くわかります。原因が分かればその原因に対して対策をすればいいので、回復への道筋が見えやすくなります。

アインシュタインは「もし自分が死にそうな状況になって、助かる方法を考えるのに1時間あるとしたら、最初の55分は、適切な質問を探すのに費やすだろう」と言ったそうです。

つまり適切な答えを引き出すには、適切な質問を投げかけることが大事なように、適切な答え(治療)をするためには、適切な質問(体の状態のスキャン)がとても重要であると思います。そのためにも特に初回のご相談にはじっくりと時間をかけて行う必要があると私たちは考えています。