呼吸が浅い原因と改善のための漢方薬【自分でできるお腹整体でも改善】

漢方薬

こんにちは。

ながつか漢方堂です。

 

美肌漢方
美肌漢方

呼吸が浅いことにお悩みの方へ。

呼吸が浅い原因が知りたい。

というか、呼吸が浅いと

どうなるのかも知りたい。

 

最近、呼吸が浅くて

体調の悪さも感じるので

呼吸が浅い状態を改善して

健康な状態を取り戻したいです。

と悩んでいませんか?

 

本記事では、下記の内容を詳しくご説明いたします。

 

この記事の内容

  • 呼吸が浅い原因3つと改善のための漢方薬
  • 呼吸を深い腹式呼吸にするための自然療法

この記事を書いているのは、漢方薬、気功、自然療法を実践し始めて30年以上。

世界中医薬学会連合会認定の、国際中医専門員がお伝えいたします。

 

この記事を動画にしました。

 

息を吸うには、肺の周囲にある外肋間筋や横隔膜などが収縮することで胸隔が拡がり、それに引かれるように、肺の容積が拡がることで、体の外の空気が肺胞の中へと取り込まれます。

 

肺胞へと入ってきた酸素は、肺胞内の粘膜へと溶け込み、血管内で赤血球と結びつくことで、全身へと運ばれていきます。

 

また、細胞の活動によって産生された二酸化炭素は、血液に溶け込んで肺胞へと運ばれて、呼気によって、体の外へと排出されます。

 

これらの働きを支えているのは、筋肉の動きを調整する肝気、体の中の水分の巡りや、姿勢を維持する筋肉の緊張度の働きと関連する腎気、筋肉の強さや平滑筋の緊張度と関連する脾気です。

 

そのため、これらの働きが乱れると呼吸が浅くなります。

 

詳しく解説します。

 

呼吸が浅い原因3つと改善のための漢方薬

呼吸が浅くなる原因には、

  • ストレスを感じやすい
  • 猫背や下腹部の緩み
  • 水の巡りが悪い

などがあります。

 

1つずつ解説します。

 

ストレスを感じやすい

 

呼吸をするための筋肉が、ストレスによってギクシャクした動きになると、呼吸が浅くなります。

 

呼吸は、胸隔が拡がったり、収縮したりすることで空気の出入りを行っていますが、これらを動かす筋肉は、肝気によって調整されています。

 

その肝気が、ストレスによって緊張してしまうと、呼吸筋の動きが硬くなるので、胸隔が上手く広げられなくなって、空気の出入りは少なくなります。

 

これには、呼吸筋だけではなく、気道や腹筋などの過緊張も関係していて、柔軟性を失ってしまうと、空気の出入りが制限されてしまいます。

 

また、ストレスによって肝気が滞ると、鬱積した気の流れが上向きに逆流するようになり、息を吸おうとしても、逆流する流れに阻まれて、呼吸が浅くなります。

 

肝気が滞ってしまうので、呼吸が浅くなることの他に、胸や脇が張る、便秘、生理不順などが伴うことがあります。

 

このような場合、四逆散抑肝散加陳皮半夏などで、気の滞りを解放して、筋肉の緊張を穏やかにして解消します。

 

猫背や下腹部の緩み

 

呼吸運動を行う、筋肉の緊張が緩んでしまうと、呼吸が浅くなります。

 

呼吸によって肺の中に空気が入ってくるためには、胸隔が拡がる必要があります。

 

その胸隔を拡げるためには、外肋間筋が外側へと拡がり、横隔膜が下方へと拡がることで行われていますが、その働きを支えているのが固有背筋です。

 

腎気が低下すると背筋が緩んでしまうので、姿勢を維持することが出来ず猫背になってしまいます。

 

そうなると、胸隔が拡がろうとしても、胸が押しつぶされた状態になっているので、拡がることが出来なくなります。

 

また、息を吐いたときには、横隔膜の緊張が緩んで、胸隔の中へと山なりに盛り上がっていますが、それは内臓や腹筋の弾力によって、押し戻されることも関係しています。

 

ところが、腎気が低下して、下腹部の緊張感が緩んでしまうと腹圧が弱まり、横隔膜は息を吐きだした状態でも山なりに盛り上がらなくなり、息を吸いきった様な状態になってしまいます。

 

そうなると、横隔膜は緩んだ状態になっているので、息を吸おうとして横隔膜を拡げようにも、それ以上拡げられないので、呼吸が浅くなります。

 

同じように、脾気が弱って平滑筋が緩んでしまうと、内臓の緊張が緩んで腹圧が保てなくなるため、やはり横隔膜は山なりに盛り上がらなくなってしまい、それ以上胸隔が広げられなくなります。

 

この時、上の気と下の気が上手く連結できないような、上手く息を吸えないような息苦しさを感じるといいます。

 

なお、腎気や脾気が弱っているので、呼吸が浅くなることの他に、腰痛、体が冷える、めまいなどの症状を伴う事もあります。

 

このような場合、八味丸補中益気湯などで、呼吸に関連する筋肉の緊張度を高めて解消します。

 

水の巡りが悪い

 

呼吸に関係する部位に、適度な潤いが巡っていないと、呼吸が浅くなります。

 

肺は、胸隔が拡がることで、それに引っ張られる形で伸びることで呼吸をしているので、伸び縮みのできる柔軟性が必要です。

 

しかし、体の潤いが足りなくなって、肺や胸隔の弾力性が低下すると、伸び縮みが制限され、空気の出入りは少なくなります。

 

また、呼吸によって入ってきた酸素が、肺胞の粘膜へと溶け込み赤血球と結びつくためには、適度な潤いが必要です。

 

潤いが足りないと酸素が溶け込むことが出来なくなり、余分な水分によって邪魔されて血管まで酸素が届かなくなると、赤血球によって運ばれなかった酸素は、肺胞の中に停滞するようになります。

 

そうなると、肺の中にはあぶれた空気が充満するようになり、呼吸によって新しく空気が入ってくると、溜まっていた空気によって押し出されるため、呼吸が浅くなります。

 

このような場合、滋陰降火湯蘇子降気湯などで、水の状態を改善して解消します。

 

呼吸を深い腹式呼吸にするための自然療法

呼吸の深さとお腹の筋肉や内臓の状態が、大きく関連していていますので、呼吸を深くするためには、お腹のコリや緩みを改善しましょう。

 

手軽にできる方法としては、ご自分の手で行うお腹のマッサージがあります。

 

みぞおちを中心とした、胃や肝臓などの周辺が硬く緊張している場合、仰向けになった状態で、指先で柔らかく押します。

 

場合によっては、その周辺が硬くなり過ぎて横隔膜がつり上がり、心臓や肺を下から押し上げるように圧迫している事があり、そのことで、心臓の拍動が乱れてしまう事もあります。

 

このような場合には、お腹全体へのマッサージで柔らかくした後に、みぞおちや胃の部分に指をかけて、引き下げるようにして、そのまましばらく止めて置き、静かに放すようにする方法を行います。

 

これを繰り返すと、引き上がっていた横隔膜が緩んで、心臓や肺の圧迫が取れますので、呼吸が深く入りやすくなります。

 

逆に、平滑筋の緊張が緩んでしまい、内臓が下垂しているような場合、下垂している胃に指をかけて引き降ろし、パッと手を放すようにします。

 

これにより、胃の弾力性が少しずつ回復して、正しい位置に戻ってきますので、ご自分のお腹の状態を確認してから、行ってみてください。

 

合っている方法を行うと、身体の調子が楽になると思います。

 

もちろん、どちらのタイプの場合にしても、食事療法や、適度な運動などと並行して行うことで、体の内側全体から変えていく事が大切です。

 

また、普段の呼吸でも、横隔膜が下に降りてきて、それによって腹圧が高まり、臍の下の丹田へと圧力がかかるように、意識することで、段々と深い呼吸がしやすくなります。

 

ただ、注意点として、みぞおち周辺には、力みが入らないように、リラックスした状態を保てるようにしてみてください。

 

今回は以上です。

 

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