新型コロナウイルスと漢方薬【予防のために免疫力を高める漢方薬】

漢方薬

こんにちは。

ながつか漢方堂です。

 

美肌漢方
美肌漢方

新型コロナウイルスの

ニュースに出ていた漢方薬が

本当に効果があるのか知りたい。

というか、漢方薬を飲んだら

治るのかも知りたい。

 

新型コロナウイルスが

流行しているので予防したいけど

どの漢方薬を飲んだらいいのか分からないので

分かりやすい情報が知りたいです。

と悩んでいませんか?

 

本記事では、下記の内容を詳しくご説明いたします。

 

この記事の内容

  • 新型コロナウイルスで話題の漢方薬
  • 予防のための免疫力を高める漢方薬

この記事を書いているのは、漢方薬、気功、自然療法を実践し始めて30年以上。

世界中医薬学会連合会認定の、国際中医専門員がお伝えいたします。

 

 

この記事を動画にしました。

 

 

新型コロナウイルスが「治るのでは?」とのうわさが流れ、双黄連口服液と連花清瘟という、2つの漢方薬がニュースで取り上げられています。

 

中国の薬局には、買い求める人が殺到し、あっという間に売り切れてしまったとの報道もあります。

 

この2つの漢方薬の特徴と、新型コロナウイルスに対して、はたして効果があるのかを解説いたします。

 

新型コロナウイルスで話題の漢方薬

双黄連口服液と連花清瘟は、予防として飲むべき漢方薬ではありません。

 

双黄連口服液

 

双黄連口服液は、発熱、咳、喉の痛みに効果があります。

 

双黄連口服液は、金銀花、黄芩、連翹の3つの生薬から構成されている漢方薬です。

 

金銀花は、スイカズラの花のつぼみを乾燥したもので、身体の表面の熱を冷まし利尿を促しますので、風邪の初期に出た発熱や、呼吸器や皮膚の化膿性の炎症にも対応してくれます。

 

ある種の細菌や、ウイルスに対する抑制作用もあると言われています。

 

黄芩も、やはり体の表面の熱を冷まし、利尿作用で熱を引き降ろして尿として排出しますので、熱と水が結びついてジュクジュクしている様な場合に効果があります。

 

金銀花と同様に、ある種の細菌やウイルスに対して抑制効果が知られています。

 

連翹も、身体の表面の熱を冷まして尿から排出し、こもって停滞している熱を発散して外側へと追い払う働きで解消します。

 

金銀花や黄芩と同様に、ある種の細菌やウイルスに対して抑制効果があります。

 

この組み合わせの漢方薬は日本では売られてはいませんが、銀翹散に葛根芩連湯を足すと同じような組み合わせになります。

 

連花清瘟

 

連花清瘟は、発熱、悪寒、頭痛、筋肉痛、咳、鼻水、喉の痛みに効果があります。

 

連花清瘟は、連翹、金銀花、麻黄、杏仁、石膏、板藍根、貫衆、魚腥草、藿香、大黄、紅景天、薄荷脳、甘草から構成されています。

 

沢山ありますので、簡単に説明しますと、連翹、金銀花はご紹介した通りで、熱を冷まします。

 

そのほか、石膏、板藍根、貫衆、魚醒草、薄荷脳も同じく熱を冷まし、板藍根、貫衆、魚醒草には抗菌や抗ウイルス作用がありますので、これらで余分な熱を冷まし、侵入した邪魔モノを排除します。

 

藿香は、胃腸の働きを調整して余分な水分を除き、大黄は血流を改善して熱を便から排出してお腹の中にいる邪魔モノを排除しています。

 

麻黄は、気を体の中から引きだして、身体の働きを盛んにさせて表層から発散し、杏仁は気を下向きに回収するので、気血の流れがダイナミックに動くようになります。

 

これらの働きを、紅景天と甘草の気を補う働きで支えます。

 

つまり、麻黄と杏仁で、ベルトコンベアの動きを盛んにするようにして、熱を冷ましウイルスをやっつける薬を全身くまなく運び、お腹の中に停滞している邪魔なモノを排出して綺麗にすることで、腸内環境を整えることで免疫力を高めて、その働き全体を、気を補う事でエネルギーを補充しているという感じです。

 

この組み合わせの漢方薬も日本では売られていませんが、銀翹散に麻杏甘石湯を合わせた物に、ちょこちょことプラスアルファすると近くなります。

 

これらの漢方薬の使い方は?

 

中国政府による、新型肺炎診療ガイドラインによると、発症が疑われる時期には、胃腸の調子が悪くなる、あるいは、熱っぽく、体がだるいと症状を訴えるといいます。

 

そのため、熱を冷まして炎症を抑え、ウイルスや細菌の活動を抑制する双黄連口服液や連花清瘟が良いとの情報が出されたのかと思います。

 

ちなみに、もう一つ出されている藿香正気散は、体の中の停滞している余分な水分を取り除いて、胃腸の調子を回復させてくれる漢方薬で、日本でも売られていて、お腹の痛み、下痢、吐き気などに効果があります。

 

ただ、あくまで発症疑いの時期に良いと言われているので、これらの漢方薬は、感染したことによってウイルスが体の中で悪さをし始めた状態を解決するために飲むもので、予防的に飲むものではありません。

 

特に、双黄連口服液や連花清瘟などは、体を冷やしてしまうので、かえって免疫力を低下させてしまう事につながるからです。

 

免疫力を高めるには熱が必要

 

風邪にしてもインフルエンザにしても、感染すると発熱するのは、身体としては体温を高くすることで、入ってきた邪魔モノをやっつけようとしているからです。

 

体温が下がると、免疫力が低下するという話を聞いたことがあると思います。

 

免疫細胞は血液の中にいて、血流にのって運ばれていますので、体が冷えて血流が悪くなってしまえば、侵入したウイルスに対しての情報収集も、追い出すための攻撃も、現場での数が足りなくなるので効率的に行うことができません。

 

さらに、免疫細胞そのものが、体が冷えている事によって活力がなくなってしまえば、激しい勢いで増殖しているウイルスに対してなすすべがなくなります。

 

ちなみに、体温が一度下がると免疫力は30%低下し、逆に、1度上がると5倍ほど上がるとも言われています。

 

このことから、双黄連口服液と連花清瘟や、それに近い働きのある漢方薬を飲み続けていると、身体はどんどんと冷やされてしまうので、いくらウイルスに対して抑制する働きを助けたにしても、自分の体の免疫力が低くなってしまえば、ウイルスを追い払うことはできなくなります。

 

予防のための免疫力を高める漢方薬

東洋医学では、免疫や細胞に関連する働きは、腎気によって左右されていると考えます。

 

腎気は、成長や発育と関わっていて、幼児期には腎気の勢いは強く、壮年期になるとその強さはピークを迎え、老年期になると、段々とその勢いを失います。

 

成長や発育と言う事は、細胞の増殖の勢いと強く関わっています。

 

そのため、幼児期にはどんどん細胞分裂が活発に行われて、体が成長していくのに対して、老年期になると腎気が衰えてしまうので、皮膚や髪の毛は薄くなり、骨も脆く、筋肉も衰えてきます。

 

感染を防ぐためには、まずは身体の内側へと侵入させないようにするのが大切ですので、身体の表面の「気」を充実させる必要がありますが、腎気が弱っていると気を作ることが出来なくなるので、表層で追い払うための気も不足します。

 

また、ウイルスは自分の力では増殖できないため、他の生物の細胞の中に侵入して、自分の遺伝子をコピーして増殖させていきます。

 

しかし、腎気が衰えていると細胞の力も低下して、侵入したウイルスなどと戦う力が無くなります。

 

そのため、あまり強い症状が出ないうちに、急速に体調が悪化しやすくなります。

 

ちなみに、新型肺炎のガイドラインでは、重症期になると、自力で呼吸をするのが困難になり、冷や汗が出て、手足が冷たくなるといいます。

 

これは、腎陽の熱が低下してしまい、、生命活動を保つための熱が弱まってしまっている状態です。

 

そのため、塞がって停滞してしまった状態を開く漢方薬に合わせて、腎陽や脾気などを回復させる、高麗人参、附子などの生薬を調整して回復させるそうです。

 

このことから、普段から体が弱く風邪などを引きやすい、高齢者や持病をお持ちの方などは、新型コロナウイルスに限らず、風邪やインフルエンザの予防として、補中益気湯などで体の防御力を高めておくのも良いです。

 

もともと補中益気湯は、蒙古軍に四方を囲まれてしまう状況に陥った時に、感染病にかかり、亡くなっていく方が増えたことが切っ掛けで作られたと言われています。

 

補中益気湯には、人参、当帰、大棗、甘草などが加わりますので、身体の内側を補強しつつ、黄耆、柴胡、升麻などで、身体の表層にまで気を送り上げて、邪魔モノを発散するのも手助けしてくれます。

 

ただし、あくまで予防ですので、通常量よりも少ない量、例えば、1日3包飲むものを1包~2包にしておくのが良いです。

 

というのも、気を高めて煽るような働きがありますので、元気が有り余っている方などは、眠れなくなったり、ほてりを感じたりしますので、さらに量を減らすか、飲むのをやめてください。

 

そして、ニラ、クルミ、エビなどは、腎陽の熱を高めてくれますので、これらを炒めモノにするなどして召し上がると、身体も温まり、免疫力も高めてくれますのでお試しください。

 

今回は以上です。

 

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