【漢方薬】疲れやすい体質の原因は2つ【日常にある疲れを作る原因】

漢方薬

こんにちは。

ながつか漢方堂です。

 

美肌漢方
美肌漢方

体が疲れやすくてお悩みの方へ。

疲れやすい原因と治し方を知りたい。

それに合う漢方薬も知りたい。

 

日によって疲れる日と

そうでない日があるので

それを解消するための情報が知りたいです。

と悩んでいませんか?

 

本記事では、下記の内容を詳しくご説明いたします。

 

この記事の内容

  • 疲れやすい体質の原因は2つ
  • 日常にある疲れを作る原因

この記事を書いているのは、漢方薬、気功、自然療法を実践し始めて30年以上。

世界中医薬学会連合会認定の、国際中医専門員がお伝えいたします。

 

 

体が正常に働くためには、気が必要です。

 

気が足りなければ、体は正常に働くことは出来ませんし、気が足りていても、必要な場所まで届かなければ、身体は重く感じるようになります。

 

というわけで、体が疲れやすくなる原因には

  • 気が足りない
  • 気が届かない

の2つが考えられます。

 

では、1つずつ解説いたします。

 

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気が足りない

気が足りなくなる理由には

  • 気を作ることが出来ない
  • 気の消費が激しい

が考えられます。

 

気を作ることが出来ない

 

気を作る機能の低下で、気が足りなくなります。

 

気が作られる仕組みは、腎の陽気が、深い部分に蓄えられている材料である腎陰を、活発化させる事から始まります。

 

次いで、活発化した腎陰に、脾の働きによって食べ物から吸収された栄養が合わさり、それを肝と脾の連携によって肺にまで持ち上げます

 

そして、肺の呼吸によって、天空の気と結びつくことで、体にとって役に立つ「気」が完成します。

 

どの臓が弱っていても気を作ることに支障が出ますが、特に腎陽は全身の熱源になっていますので、腎陽が弱ってしまうと、その他の臓の働きも弱ってしまい影響が大きくなります。

 

解決策としては、腎陽虚であれば、八味丸などの補腎薬で、脾虚であれば、人参湯などの健脾薬で、肺気虚であれば、補中益気湯などで、それぞれ対応します。

 

気の消費が激しい

 

過労や夜更かしなどは、腎陰の過剰な傷耗につながります。

 

腎陰は、体の燃料の素となりますので、使いすぎてしまうと、気を作るための蓄えはどんどんと少なくなります。

 

また、体は日中の活動によって、気と腎陰を消費しますが、休息によって消耗した分を補修しています。

 

例えば、ロウソクは炎によってロウが溶かされることで、火を保ち続ける燃料となっています。

 

同じように、活動によって気が活発になることで、腎陰の燃料を消費して活動のエネルギーを作り出しています。

 

しかし消耗した体は、腎陰によって補修しているので、消耗が激しすぎて、燃料の素になる腎陰の減少が大きいと、疲れはあまり回復できなくなります。

 

しかも、腎陰には体を潤す働きもありますので、夜になって寝ようとしても上手く眠ることが出来なくなり、ますます体の疲れが取れなくなります。

 

この場合、何となく体が火照ったような疲れを感じるようになります。

 

解決策としては、知柏地黄丸や、麦門冬湯などで体の潤いを補充します。

 

ちなみに、このような疲れの時に、栄養ドリンクなどで無理に活動すると、ますます腎陰の消耗が激しくなり、少しばかりの休息では回復しない、深い疲労になります。

 

気が届かない

気が届かなくなる理由には

  • ストレスなどの精神的な理由
  • 邪魔モノが阻害する

ことが考えられます。

 

 

ストレスなどの精神的な理由

 

ストレスなど、精神的な理由による緊張により、気が届かなくなります。

 

気は、心気の命令を受けた肝気によって、全身に配られています。

 

しかし、ストレスによって緊張すると、スムーズに気が全身へと巡れなくなるため、気が集中して大混雑して熱になる場所と、届かなくなって冷えになる場所とに分かれてしまいます。

 

例えば、気を作ることが出来ない方が、気が届かない状態も一緒になると、勢いのない気がますます動きが悪くなり、停滞感の強い疲れになります。

 

逆に、気の消費が激しい方の場合、背景に腎陰の不足による乾燥がありますので、簡単に熱が生じやすく、ちょっとしたことでもイライラするようになります。

 

解決策としては、四逆散や香蘇散などで、ストレスによる気の巡りを解消します。

 

邪魔モノが阻害する

 

気の流れを邪魔する物の存在で、疲れになります。

 

気の巡りが悪くなった事が原因で、停滞している余分な水分で気の運行が邪魔されると、気が届かなくなり疲れやすさになります。

 

また、食べ過ぎや飲み過ぎなどで、体の中が充満するようになっても、気の流れは阻害されて疲れになります。

 

そのため、脾気との関係が大きくなります。

 

というのも、気は血液にくっついて全身へと運ばれているので、血液を運ぶための血管にある程度の弾力性が必要です。

 

しかし脾気が弱っていると、たるんだホースの様になってしまい、圧力をかけてもホースの中身を動かすことが出来なくなるからです。

 

さらに、その緩んだ血管から水分が漏れ出てしまうと、浮腫みになって気の巡りを邪魔することにもなります。

 

解決策としては、防已黄耆湯や当帰芍薬散などで、巡りを良くして余分な水分を輩出して解消します。

日常にある疲れを作る原因

人間の体も、自然界の一部です。

 

季節や天候によって、周囲の環境が変わっていく中で、体をある程度の範囲内に維持させるためには、環境に合わせて体を変動させる必要があります。

 

また、一日の生活の中でも、体の状態は変化していますので、それぞれの状態によって疲れやすさの原因は変わってきます。

 

具体的には

  • 季節
  • 天候
  • 時間

などによって変化します。

 

季節

 

季節によって、気温や湿度、気の状態が変わると疲れになります。

 

春や夏は、外側へと向かう気の勢いが強くなるので、気が滞っている方は、滞りがさらに強まり、疲れやすくなります。

 

しかも、動きが盛んになりますので、腎陰の不足があるような方の場合、熱の症状が悪化して疲れが強まります。

 

また、梅雨時や夏などは、湿度が高くなりますので、体の中に邪魔モノが停滞して巡りが悪くなっている方は疲れやすくなります。

 

秋や冬は、気温が下がり、気も内側に収束して動きが停滞するので、冷えによって巡りが悪くなっている場合、疲れになります。

 

天候

 

雨の日は、気の動きが悪くなり、晴れの日は気の動きが活発になります。

 

雨が降ると、体の中の陰の気の働きも強まりますので、陽気の勢いが弱まり動きが悪くなるため、体の中が充満している方は疲れが強まります。

 

晴れている日には、気の勢いが強まるので、滞りがある方は、さらに滞りが強まるので疲れが強くなります。

 

しかも、乾きがある方は、熱が強まりますので、余計に乾燥の症状が強くなって疲れになります。

 

時間

 

一日の時間帯の中でも、体の状態は変化しています。

 

午前中は、睡眠によって体には気が満ちているので、気の不足しがちな方でも、疲れの症状は少ないはずです。

 

しかし、睡眠が足りず、腎陰の補充が十分でない場合、体は中心部に気を集めて機能を維持しようとするので、体が重く感じるようになります。

 

また、午前中は、これから気の勢いが強くなって行く状態なので、まだ、気の巡りは本調子ではなくスムーズには動けません。

 

そのため、気の滞り、余分なモノの停滞がある場合、巡りが悪くなって疲れを感じます。

 

午後になると、体は日中の活動によって蓄えである腎陰も消耗が進んでいますので、乾きの症状がある場合、夕方から夜にかけて疲れやすくなります。

 

ただし、昼間は陽が、夜間は陰が主役になるため、その時間帯において、不足を補うことで疲れが軽くなったり、逆に、不足分が強まることで疲れが強まったりすることもあります。

 

このように、疲れは様々な原因が絡み合って起こっていますので、どれかだけではなく、全体的に改善することが大切です。

 

まずは、5分でも早く寝て、日中は軽めの運動、適度な食事を心がることから始めてみてください。

 

今回は以上です。

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