冷え性を解消するのにおススメの漢方薬【原因は2つ】

漢方薬

こんにちは。

ながつか漢方堂です。

 

美肌漢方
美肌漢方

冷え性にお悩みの方へ。

冷え性に効果のある漢方薬が知りたい。

それと、冷え性になる原因が知りたい。

 

長い間冷え性が続いて辛いから

漢方薬で体質改善して治したいので

効果のある漢方薬を知りたい。

と悩んでいませんか?

 

この記事を動画にしました。

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冷え性になる原因は2つあります

熱が足りないと、冷え性になります。

 

身体が熱を作ることが出来なければ、体は温まりませんので、冷えるのは当然ですが、熱を作る機能は正常でも、作った熱を必要な場所へと運ぶことが出来なければ、冷え性になります。

 

つまり、冷え性の原因には

  • 熱を作れない
  • 熱を届けられない

2つに分けられます。

 

1つずつ解説いたします。

 

熱を作れない

熱を作る機能は腎陽と脾気が関連しています。

 

体の芯部が冷える(腎陽)

 

腎陽は、体の芯部を温めている熱で、この腎陽によって体全体の働きも支えられています。

 

腎陽は、身体の水分を温めて巡らせる働きに大きく関わっていますので、腎陽が原因によって起こる冷え性は、下半身が冷えやすい特徴があります。

 

というのも、腎陽によって温められなかった水分は、水の重みによって下に落ちこみ、動きの悪い冷たい水分が下の方に停滞して、余計に冷えやすくなるからです。

 

そのため、血液や熱が上に持ち上げられないので顔色が白っぽく、下半身は浮腫み、尿の回数や量が増えることが見られます。

 

このような場合、八味丸桂枝加朮附湯などで、体の芯部を温めて、水分の巡りを応援することで、冷え性を解消します。

 

八味丸は、腎陽の機能低下が原因によって、下半身には浮腫みができたり、排尿の異常が現れているのに、上半身では、顔色が白っぽい、皮膚の乾燥があるような場合に助けになります。

 

桂枝加朮附湯は、芯部の水分を温めて、余分な水分を発散して解消しますので、関節痛や神経痛の原因が、芯部の冷えによる水の巡りの悪さの時に効果があります。

 

附子で体の芯部を温めて機能を高めつつ、地黄で潤いも補充してくれますので、下半身に停滞している水分を動かし、余分な水は排除して、必要な潤いを上半身へと届ける応援をしてくれます。

 

お腹の機能が低下する(脾気)

 

脾気には、食べた物から栄養を吸収して、それを体に必要な形に作り変える働きがあります。

 

この時の、代謝熱によって体は温められますが、脾気の機能が低下していると、その代謝熱が作られなくなり冷え性になります。

 

また、手足を動かすには脾気によって作られた栄養が必要です。

 

しかし、脾気が弱っていると、エネルギーが全体で足りなくなるため、中心部に重点的にエネルギーが配分され、手足への配分が少なくなるので、活発に活動することが出来なくなります。

 

エネルギーが足りず、手足の活動も活発さが無くなり、熱が作られなくなるので、特に手足の冷えを感じるようになります。

 

脾気が弱っていることで食欲が無い、お腹の不快感、手足のだるさ、手のひらに汗をかきやすいことなどを伴うことがあります。

 

このような場合、補中益気湯桂枝人参湯などで、脾気の働きを高めて、食事による代謝熱や手足の活発さを回復させて、冷え性を解消します。

 

補中益気湯は、脾気の機能低下による、体の緩みによって、必要なものを持ちあげられなくなったことによる、胃もたれや、立ちくらみなどに効果があります。

 

食べ物から吸収した栄養を、必要な場所へと持ちあげる事が出来なくなることでおこる、手足のだるさなどにも効果があります。

 

桂枝人参湯は、体の芯部を温めて、脾気の機能を高めることで、食欲不振や、お腹の不快感、手足のだるさや冷えなどを改善します。

 

熱を届けられない

作った熱を、届けられなければ冷えます。

 

身体が熱を作るのは、血液の流れに乗って届けられた酸素や栄養によって、細胞が活動することで作られています。

 

そのため、血液の流れが邪魔されてしまうと、冷え性になります。

 

届けられなくなる理由には

  • 貧血になっている
  • 気の巡りが悪い
  • 何かが邪魔する

の3つがあります。

 

貧血になっている

 

貧血になっていると、酸素が足りなくなります。

 

細胞が活発に活動するためには、それに応じるだけの量の酸素が必要です。

 

ところが、酸素を細胞へと届けるためには赤血球が必要ですので、貧血になると、運べる酸素の量が減り、全体としての活動量が低下して、冷え性になります。

 

この時、体は優先的に体の中心部へ酸素を分配するので、末端部では酸素の供給が減って、冷え性になります。

 

このような場合、血液を増やすために、四物湯や十全大補湯などで、血液の材料を補充して、冷え性を解消します。

 

四物湯は、血液の材料を補充して、血行を促す働きがあります。

 

十全大補湯は、四物湯に、脾気の働きを高める成分を加えていますので、貧血の原因が、脾気の機能低下にも関係がある場合、助けになります。

 

気の巡りが悪い

 

気の巡りが悪いと、血液は動きが悪くなります。

 

血液を必要な場所へと送り届けているのは、気です。

 

しかし、ストレスなどによって気が滞ると、中心部に気が集中して血が渋滞するようになる一方で、末端部には気も血もまばらになって、冷え性になります。

 

この場合、熱を作る働きに問題が無いと、中心部では気血が集中して熱が生じ、その熱は強い勢いで上に向かうので、手足が冷え、下半身は血行が悪くなっていても、顔や頭は熱でのぼせるなどが起こります。

 

このような場合、抑肝散加陳皮半夏や四逆散などで、気の巡りを改善して、冷え性を解消します。

 

抑肝散加陳皮半夏は、気の巡りを改善しながら、停滞してしまった水分や血液を巡らせる応援もしてくれますので、気の滞りが原因による、頭痛や肩こり、お腹の不快感などに効果があります。

 

四逆散は、気の滞りをより力強く巡らせてくれますので、ストレスや鬱々とした気分が原因となっている、張った痛みなどの様々な場面に効果があります。

 

何かが邪魔する

 

血液の流れを、何かが邪魔すると届かなくなります。

 

身体の中の水分の巡りや、血液自体の動きが悪いと、流れの悪さによってドロドロしたものができます。

 

そのドロドロしたものが、気や血液の巡りを邪魔する、冷え性になります。

 

しかも、そのドロドロしたものが、濡れタオルの様に覆い、外気温に冷やされると、どんどん熱が奪われて、余計に冷えやすくなります。

 

このような場合、五積散桂枝茯苓丸などで、停滞している流れを巡らせて、冷え性を解消します。

 

五積散は、冷えて気が滞り、水や血液が停滞していることが原因で起こる、関節痛やお腹の不快感、月経不順、肩こりなどに効果があります。

 

桂枝茯苓丸は、血が熱をこもらせて、余分な水分も巻き込んで停滞していることが原因の、月経不順や頭痛、肩こりなどに効果があります。

 

冷え性のまとめ

このように、冷え性になる原因には、大きく分けると2つありますが、これらはそれぞれが関連しあっています。

 

また、生活習慣も大きく関連しています。

 

ストレスによって気が滞ると、中心部に熱が集中しますので、体が熱く感じて、冷たいものが欲しくなります。

 

アイスクリームやビールなど、冷たい食べ物や飲み物の摂り過ぎによって、あるいは、冬でも薄着をするようになると、熱をどんどん消費します。

 

体を冷やす生活が長く続くと、今度は腎陽や脾気が低下して、体の中は段々と冷えていき、気の滞りが原因だった冷えが、体の熱を作ることや血液の不足が原因の冷えに変化してしまいます。

 

そうなると冷えを改善するのが複雑になってしまいます。

 

「冷えは万病のもと」の言葉通り、冷えている事は良いことではありませんので、生活習慣を見直して、ご自分の冷えの原因を知って改善してください。

 

今回は以上です。

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