ゴースト血管改善対策

血管が欠陥?

先日、NHKにて特集をやっていたそうですが、ちょっと前からゴースト血管のことが書かれているのをネット上でも目にすることが増えてきました。ゴースト血管とは簡単に言うと毛細血管の流れが悪くなってしまう状態のことをいうようです。

毛細血管は言ってみれば細い脇道のようなもので、大きな道路を通って大型トラックで荷物を運んできた物を、小型のトラックに載せ細い脇道を通って自宅まで届けてもらうような感じです。

その細い脇道が、何らかの理由で通れなくなってしまうと、自宅まで荷物を運べなくなってしまい、食料や必要な物資が運搬できなくなるのと同じようなことが、ゴースト血管が起こることで人体の中で発生します。

そうなると当然必要な物資である酸素や栄養が、細胞に届かなくなれば細胞は死んでしまいますので、場所によって壊れたり、弾力が保てなくなったりすれば、しわやたるみになりますし、あるいは脳細胞や骨細胞でも起こることで認知症や骨粗しょう症になるとも言われています。

血管の問題の原因は生活に欠陥が

番組の中では運動不足、食べ過ぎ、寝不足などが大きい要因と解説されていたようですが、血液の状態が、食べ過ぎでドロドロしていて、寝不足で更に熱がこもって煮詰めてしまい、運動不足でそもそもの循環させる力が低下していれば、細い部分では簡単に詰まってしまうことは容易に想像できます。

そのためふくらはぎを良く使った運動や、食べ過ぎ、寝不足の改善などをモニターの方に試してもらうと短期間で改善していたようです。その他にシナモンやヒハツ、ルイボスティーなどが改善すると紹介されていましたが、この辺を東洋医学的な視点から見て見たいと思います。

食べ過ぎや、睡眠不足はもちろん改善する必要があります。上記のように食べ過ぎや飲み過ぎも含めて沢山のモノを体の中に取り込むことは、体の循環に負担をかけますので抹消まできちんと届けることが難しくなることがあります。届けることが難しくなるために体はポンプの力を強くして届けようとしますので、この場合血圧が上昇することもあります。

また寝不足で体の修復の時間がきちんと取れていないと、当然毛細血管の修復も不十分になってしまいます。この寝不足によって火照った感じを体験する方は多いと思いますが、その火照った感じは体の潤いの低下によって起こっています。

その火照った熱によって血が煮詰められると粘っこくなりやすく、ドロドロと動きの悪い状態になり、干上がった川のようになり細い部分では詰まりやすくなります。

その生薬大丈夫?

このような寝不足で火照った場合に、シナモンやヒハツと言った体を温める生薬をもし継続的に大量に摂取していると、火照った状態をさらに悪化させることにもなりかねません。シナモンは桂皮、ヒハツは蓽撥という生薬ですが、どちらもかなり熱を生じさせます。

シナモンには詰まった部分を通す作用もあるので、体の中が冷えていて、その冷えが原因で通りが悪くなってしまった場合には良いのですが、睡眠不足などで火照っている場合や、食べ過ぎがあるが身体が熱バッテいて顔が真っ赤なような方には、シナモンもヒハツも単独で使うには少々厳しいのではないかと思います。

つまりゴースト血管になってしまっている方の、体質を見極めてから摂取したほうが良いと思います。もちろん量によりますので、たまにシナモンの入ったケーキを食べるとか、ヒハツを使った料理を食べる程度では何の心配もありません。

また血管が壊れてしまい、正常な状態を超えて漏れ出してしまうことも言われていますが、この場合東洋医学では、お腹の状態が正常であるかを良く観察します。きちんとした空腹感が保たれている上での食欲や、下痢などになっていないか、きちんと吸収されているかを調査します。

この場合のように冷えから来るようなお腹の調子の悪さであるならば、ヒハツはとても良いかもしれませんが、ストレスからお腹を攻撃していて、それによってお腹にこもった熱を生じているような場合には、やはり単独では厳しいと思います。

ゴースト血管を改善するには

ご自分で安全にできることと言うと、食べ過ぎ飲み過ぎの改善、睡眠の時間と質の改善、運動不足の改善と言う事になります。運動不足の改善にはタントウ功や呼吸法なども取り入れると大変良いと思います。

タントウ功はふくらはぎにも程よい負荷がかかりますし、呼吸法の深い呼吸によって、横隔膜が大きく動くことになり心臓も大きく動きますので血流が改善しやすくなります。

また薬膳茶や漢方薬に関してはやはり体質を考慮することが大事ですが、血流を良く動かすことに関してはケイケットウ、田七、紅花、マイカイカ・・・などが血流を改善するハーブ類となります。

ですがそれぞれに温める、冷やすなど、様々な性質がありますのでそれらの注意が必要ですし、上記のように血流だけに原因がある場合ばかりではないので、そのことも考慮する必要があります。