【アトピー】乾燥肌は「皮膚を潤す働き」を邪魔するものが原因です

アトピー

こんにちは。

ながつか漢方堂です。

 

美肌漢方
美肌漢方

アトピーの乾燥肌にお悩みの方へ。

乾燥する時期じゃないのに

アトピーで肌は乾燥して

痒くなって悩んでいる。

 

肌が赤くなって乾燥したり

ポロポロと皮膚がフケの様に

落ちたりするのを治す方法が知りたい。

と悩んでいませんか?

 

本記事では、下記の内容を詳しくご説明いたします。

 

この記事の内容

  • アトピーで乾燥肌になる原因
  • タイプ別の乾燥肌対策のための漢方薬

この記事を書いているのは、漢方薬、気功、自然療法を実践し始めて30年以上。

世界中医薬学会連合会認定の、東洋医学の専門員がお伝えいたします。

乾燥肌は「皮膚を潤す働き」を邪魔するものが原因です

 

乾燥肌は「皮膚を潤す働き」を邪魔するものが原因です

 

皮膚は必ず外気に触れていますので、誰でも乾燥する可能性がありますが、通常は内側から皮膚へと潤いが補充されることで、乾燥を防いでいます。

 

その内側からの皮膚への潤いが、何らかの原因によって補充が断たれると、乾燥肌になります。

 

良くある補充が断たれる原因

  • 潤いが作れない
  • 潤いの消耗が激しい
  • 潤いを届けられない

が良く見られます。

以下より1つずつ解説します。

 

潤いが作れない

 

潤いを作ることが出来ないと、全体で足りなくなるので、皮膚に配分することが出来なくなります。

 

作ることが出来ない方の特徴

  • ①お腹の機能が弱くて、食べ物から潤いに変えることが出来ない。
  • ②体の芯部が冷えて、お腹の機能が低下している。

上記の方は、食べ物や飲み物から、体に必要な潤いを作れません。

 

①お腹が弱くて、食欲がない、食べられない

 

お腹の機能が低下している方に良く見られる特徴

  • 食欲がない
  • 多く食べられない
  • 下痢しやすい
  • 疲れやすい

 

食欲がない、多く食べられない方は、そもそも体の方で材料を摂り入れるだけの余裕がないことで起こります。この時無理して食べると、処理しきれない食べ物は、潤いではなくて、浮腫みになります。

 

また、下痢しやすい、疲れやすい方は、食べ物を吸収できないことで、エネルギーを作り出せていません。

 

このような場合、人参湯補中益気湯などで、お腹の機能を高めることで、体の潤いを作る応援をします。

 

②寒がりで、お腹が弱い

 

お腹の機能が正しく働くには、体の芯部が温まっている必要があります。

 

体の芯部が冷えている方に良く見られる特徴

  • 顔色や舌の色が白っぽい
  • 元気がなく寒がり
  • 手足が冷える

 

上記の特徴は、芯部の熱を作る機能が低下しているので、末端部にまで熱を送ってしまうと、体が冷えすぎてしまうので起こります

 

お腹の機能に限らず、体は熱が弱いと、十分に機能を発揮して働くことが出来ません。

 

このような場合、八味丸至宝三鞭丸などで、体の熱を作る応援をして、材料の補充をすることで、皮膚の乾燥を防ぎます。

 

潤いの消耗が激しい

 

潤いを作ることに問題がなくても、皮膚に届ける前に過剰に消耗してしまうと、皮膚には届かなくなって、肌は乾燥します。

 

潤いを過剰に消耗する方に良く見られる特徴

  • ①過労や夜更かしが多い
  • ②ストレスを感じやすくイライラしやすい

上記の方は、補充する以上に消耗することで、乾燥肌になります。

 

①過労や夜更かしが多い

 

過労や夜更かしが多く、消耗が激しい方に良く見られる特徴

  • 体温は高くないのに熱感がある
  • 夜や疲労時に手足がほてる
  • 舌の色が赤黒い

 

体の潤いには、燃料としての役割と、冷却水としての働きもあります。

 

昼間の活動で、燃料や冷却水としての潤いを消耗して、夜になって潤いがさらに減少すると、体や手足がほてりを感じるようになります。

 

冷却水としての働きは、皮膚のターンオーバーを制御することにも関連しますので、潤いが足りないことで、活動過剰になると、ボロボロと粉が吹くようになります。

 

舌の色は血液が通過している状態によって変わりますので、赤黒い状態は、血液の液体部分が少なくなって、ドロドロ煮詰まっていることで起こります。

 

このような場合、六味丸知柏地黄丸当帰飲子などで、乾燥した体に潤いを補充することで解消しますが、睡眠時間の確保はそれ以上に大切です。

 

②ストレスを感じやすくイライラしやすい

 

ストレスを感じやすくて乾燥している方に良く見られる特徴

  • 舌の先や周辺が赤い
  • 胸や腹が突っ張る
  • ため息が多い

 

舌の先や周辺が赤いのは、ストレスによって体が緊張していることで熱が生じ、その熱が体の周囲を乾燥させていることで起こります。

 

体の緊張が続くことで、胸や腹のスジが突っ張り、ため息も多くなります。

 

このような場合、柴胡清肝湯柴胡疏肝湯大柴胡湯などで、体の緊張をほぐして、緊張による熱を冷ますことで、乾燥肌を解消します。

 

潤いを皮膚に届けられない

 

潤いを作ることに問題がなくて全体量が足りていても、それを皮膚に届けることが出来なければ、皮膚は乾燥します

 

潤いを届けられない方に良く見られる特徴

  • ①体の芯部が冷えやすい
  • ②ストレスを感じやすくイライラしやすい
  • ③ドロドロした邪魔モノがある

上記の方は、血行が悪くなって、皮膚にまで潤いを届けることが出来なくなります。

 

①体が寒がりで、冷えやすい

 

血液や体の潤いなどを動かすには、体の芯部の熱が深くかかわっています。体が温まっていれば、血流が体の隅々にまで順調に巡ります。

 

冬の冷たい水に手を入れると、血管が収縮して血流が途絶えるように、体の熱が冷えていると、隅々にまで血液を届けることが出来なくなります。

 

そのため、皮膚には潤いが届けられなくなって、乾燥肌になります。

 

このような場合、真武湯桂枝加朮附湯などで、体を芯部から温めて血流を回復させ、乾燥肌を治します。

 

②ストレスを感じやすくイライラしやすい

 

ストレスによって筋肉が緊張すると、毛細血管などをも圧迫するので、皮膚にまで血液が届かなくなって、乾燥肌になります。

 

血流はリラックスしている状態が一番効率よく巡ります。緊張が強い状態では、交感神経が興奮して、血管を収縮させてしまうからです。

 

このような場合、加味逍遥散抑肝散加陳皮半夏香蘇散などで、緊張を緩めて、血流を改善させて、皮膚への血流を回復させて、乾燥肌を解消します。

 

③浮腫みやすい、ニキビなどができやすい

 

ドロドロしたものが血流の邪魔をするようになると、皮膚には潤いが届かなくなります。

 

邪魔するものには

  • ①浮腫みなど余分な水分
  • ②水分が熱によって煮詰まったもの

などがあります。

 

①浮腫みやすくてブヨブヨしている

 

皮膚は乾燥しているのに、押してみるとブヨブヨしているような方です。

 

お腹の機能が低下していると、血管の緊張度の低下や、分泌物の異常によって、血管から水が漏れ出てくるようになり、体のあちこちで浮腫みになります。

 

その浮腫みによって、皮膚への毛細血管が圧迫されれば、潤いは届かなくなって、乾燥肌になります。

 

このような場合、五苓散防已黄耆湯当帰芍薬散などで、余分な水分を排除して、血管を拡張させ血流を回復して、皮膚に潤いを届けます。

 

②皮膚が赤くて膿みやすい

 

停滞している水分が、体の熱によって煮詰められると、ドロドロしてますます動きが悪くなります。

 

脂っこい物や甘い物、味の濃いもの、アルコール類などを良く食べていると、性質がドロドロしている上に熱を生じやすいので停滞して、皮膚への潤いを届けるのを邪魔します。

 

このような場合、熱だけを冷ますと、水が潤いを届ける邪魔をして、水だけを取り除くと、熱が皮膚を乾燥させますので、竜胆瀉肝湯茵蔯五苓散五淋散などで、両方を一気に解消します。

 

乾燥肌を治すために大切な事

 

乾燥肌は「皮膚を潤す働き」を邪魔するものが原因です

ご自分の乾燥肌を起こしている原因を見つける事です。

 

原因が見つかれば、生活全般を含めて改善することで解消されます。

 

最初にも書きましたが、皮膚は外気に触れていますので、そのままなら乾燥します。

 

しかし、体の内側から潤いを届けているので、皮膚は乾燥せずに潤います。

 

乾燥するから水を沢山飲む、潤い成分の多い食べ物を沢山とる、などが効果のある方は良いのですが、お腹の弱い方や、体の冷えている方などは、余計な負担を増やして、かえって乾燥します

 

また保湿剤は、ある程度は必要ですが、過度に使っていると、皮膚に熱がこもることになって、乾燥肌を強める事にもなります。

 

これらは単独で現れるよりも、複数の物が重なり合って出てくることもありますので、その場合は漢方薬を組み合わせて対処します。

 

今回は以上です。

 

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