【アトピー】寝汗は体のバランスが崩れているサインです【原因】

アトピー

こんにちは。

ながつか漢方堂です。

 

美肌漢方
美肌漢方

アトピーにお悩みの方へ。

夜になって布団に入ると

寝汗が大量に出てきて

臭いのある汗をかいたところが

特に痒くなって目が覚めて眠れない。

 

寝汗になる原因と

自分でできる改善法とかあったら知りたい。

と悩んでいませんか?

 

本記事では、下記の内容を詳しくご説明いたします。

 

この記事の内容

  • 寝汗は体のバランスが崩れているサインです
  • 寝汗になる原因を作り出す体質的な特徴
  • 生活習慣を改善して寝汗を防ぎましょう

 

この記事を書いているのは、漢方薬、気功、自然療法を実践し始めて30年以上。

世界中医薬学会連合会認定の、東洋医学の専門員がお伝えいたします。

 

寝汗は体のバランスが崩れているサインです

寝汗が出てしまうのは以下のような原因によります。

  • 汗を止めている働きが弱くなる
  • 汗を押し出す働きが強くなる
  • 体に余分なものが蓄積している

 

これらのバランスの崩れが、寝汗を起こすだけでなく、アトピーの症状を悪化させることにつながりますので、寝汗が続いている場合は体のバランスを調整することが大切です。

 

ここで簡単に、汗が出る仕組みを解説いたします。

 

昼間は気が外側に広がっている

 

汗は皮膚の汗腺によってコントロールされています。

 

体が活動する昼間は、意識も外向きに広がるように、気のエネルギーも外側に拡散され汗腺へも気が送られています。

 

そのため汗腺がしっかり働いていると、必要な時は汗を外に放出し、留めておく時にはしっかりと汗の再吸収機能が働いて、汗を適度にコントロールしています。

 

つまり汗を出す働きの一つには、汗腺を開いたり閉じたりして、汗の調整をする働きが関わっています。

 

気が体の内側に戻ってこないと睡眠に入れない

 

夜になって布団に入り、意識が体の内側に入るようになると、体の表面に拡散していた気も体の内側に戻ってきて、眠りにつくことが出来るようになります。

 

ですから活動が活発で、いつまでも意識が外側に向いて、気が拡散して広がっている状態では、眠りにつく事ができません。

 

気が内側に戻ってくることで、昼間の活動によって消耗した体やエネルギーを回復させます。

 

しかしエネルギーである気が、体を修復する材料の潤いよりも多いと、潤いとペアになれずにあぶれた気は、熱になって勢いよく飛び出していってしまいます。

 

つまり汗を出す働きのもう一方は、汗を押し出す働きが関係しています。

 

汗を止めている働きが弱まる原因は気の不足

 

昼間は皮膚表面をしっかりと覆っていた気は、夜になると内側に戻るためにまばらになり、汗腺への気の配分も昼間より減少します。

 

この時、体が冷えやすい、あるいは疲れやすいなどの方の場合、元々の気のエネルギーが量的に少ないので、汗腺に送られる気の量も減って働きが低下し、汗を留めておくことが出来なくなります。

 

そうなると汗を押し出す力が通常であっても、汗を留めることが出来なくて出て行ってしまいます。

 

汗を押し出す働きが強まる原因は潤いの不足

 

気が体の内側に戻ると、体の内側では気の量が通常よりも多くなり、集中すると強い熱が生じるようになります。

 

この時、体が乾燥している方の場合は余計に体の熱が強くなり、内側に留まっていられなくなった熱は、外側に飛び出して行きます。

 

そうして汗腺の汗を留める力以上に強くなると汗になります。

 

体の中に余分なものが蓄積していても寝汗になる

 

食べ過ぎや飲み過ぎ、特にアルコールや脂っこい物、味の濃厚なものを摂り過ぎると、それらは体の中に蓄積して停滞し、しだいに熱を持つようになります。

 

そこへ睡眠時に気が体の内側に戻ってくると、蓄積して熱を持ったものは余計に熱を帯びて、蒸しタオルの様に蒸された水分が勢いよく飛び出してきます。

 

このように眠ることで気は体の内側に戻りますので、汗を押し出す力は普通でも、留めておく力が低下していれば、もしくは留めておく力は普通でも、押し出す力が強すぎると寝汗になります。

 

押し出す力が強い状態では、体は強い熱が生じ、皮膚においても炎症症状が強くなります。

 

また留めておく力が弱いと、体は冷えて血行などの巡りの悪いことで、アトピーの症状は悪化しやすくなります。

 

寝汗を起こす体質的な特徴は4つあります

ご紹介しましたように寝汗は、押し出す力が強まる、留める力が弱まる、余分なものが蓄積するなどの原因によって起こっています。

 

それぞれの原因を起こす体質には様々ありますが、良く見られるものには以下のような特徴が見られます。

  • 夜になると体がほてりやすい
  • 寒がりで疲れやすい
  • ストレスを感じやすい
  • 食べ過ぎ飲み過ぎ

1つずつ解説いたします。

 

疲れると体がほてりやすい

 

体の潤いは、冷却水としての働きもしています。

 

夜になって気が内側に戻ってくると、さらに熱が強まって、あぶれた熱は勢いをもって外側に飛び出していきますので、寝汗になります。

 

体に必要な潤いが足りない状態ですので

  • 体温が高くないのに熱を感じる
  • 顔の赤みが強い
  • 乾いた咳が出る
  • 大便が乾燥する
  • 舌が紅く苔が少ない

などの症状が見られます。

 

そのため肌は乾燥してガサガサに、血液の巡りもドロドロになるので、皮膚の常在菌のバランスなども崩れて肌荒れが悪化します。

 

このような場合、六味丸知柏地黄丸杞菊地黄丸などで、体に必要な潤いを補充することで、余分な熱を冷まし、夜になって気が体の内側に戻ってきても、適度な状態を保つことで解消します。

 

寒がりで疲れやすい

 

体の芯部の腎陽によって気や血液は巡り、お腹の働きは活動して気が作られ、皮膚に送られることで、汗腺の働きは正常に働くことが出来ます。

 

しかし体が寒がりで疲れやすいと、気の量が少ないうえに巡りが悪いので、汗腺にまで気を送り届ける量も減少します。

 

しかも夜に気が体の内側に戻ると、汗腺ではさらに気が減少して、汗を留める働きが低下して寝汗になります。

 

体が冷えて皮膚表面の働きが低下しているので

  • 顔色が白っぽい
  • 舌の色が白っぽいか薄紫色
  • 手足が冷える
  • 風邪を引きやすい
  • 汗をかくと体が冷える

などの症状が見られます。

 

そのため血液の巡りが悪く、体に必要な分の気や血液が足りなくなるので、皮膚では材料不足、浮腫みなども生じるようになります。

 

このような場合、補中益気湯真武湯などで体を温めて皮膚表面に気を送り届けることで、気が体の内側に戻っても、汗腺の働きが保てるようにします。

 

ストレスを感じやすい

 

ストレスによって交感神経が興奮すると、心臓の拍動が活発になり、血糖値が上昇するなどして体の働きは活発になる一方、末梢血管は収縮します。

 

そのため体には熱が生じやすくなる一方、末端部での巡りが悪くなるので停滞して、体には必要のない熱が内側にこもるようになります。

 

その熱が夜になっても発散されずに残っているところへ、気が内側へ戻ってくることでさらに熱が強くなり、あぶれた熱が飛び出して寝汗になります。

 

ストレスを感じて停滞しやすいので

  • イライラしやすく怒りっぽい
  • 胸や腹が張って痛む
  • 月経不順や月経痛がある
  • 目がかすみまぶしさを感じやすい

などの症状が見られます。

 

末梢での血流は悪くなっているうえ、余分な熱が生じているので、皮膚は乾燥して熱を持つようになります。

 

このような場合、血府逐瘀湯柴胡清肝湯などで、ストレスによる巡りの悪さを解消して、余分な熱を冷ますことで、熱があぶれないようにします。

 

食べ過ぎ飲み過ぎ

 

食べ過ぎなどで体に余分なものが蓄積して、それが熱によって煮詰められてドロドロすると、気や血液の巡りを邪魔するようになります。

 

夜になって気が体の内側に戻り、ドロドロしたものはさらに熱を帯びるようになって勢いを増し、汗を留めておく力を超えると寝汗になります。

 

余分なものが体に蓄積しているので

  • 口が渇いて粘る
  • 熱感を伴う軟便
  • 口が苦く感じる
  • 舌の苔が黄色っぽい

などの症状が見られます。

 

ドロドロしたものによって気や血液の巡りは悪くなり、体に吸収されてしまうと皮膚から出そうとするために肌の状態は悪くなります。

 

しかもドロドロしたものが汗によって皮膚から出ると、肌にいる悪玉菌が喜ぶ成分が多いので、皮膚の常在菌バランスは崩れて抵抗力が低下します。

 

このような場合、竜胆瀉肝湯茵蔯五苓散などで、体に蓄積した悪い物を排除して、余分な熱を冷ますことで、解消します。

 

生活習慣を改善して寝汗を防ぎましょう

体質の傾きによって、汗を止める働きと押し出す働きが、睡眠時の気の配分によって変わると寝汗になります。

 

これらの体質の崩れは、生活改善を併用すると早く良くなります。

 

また、これらの原因は分かれているわけではなく、それぞれが関連しあっています。

 

例えば体の潤いが足りないと、ストレスによって生じる熱は強くなります。

 

そうなると、ますます押し出す力が強まり寝汗になりやすく、皮膚へは余分な熱と乾燥が集中するので肌の状態は悪化します。

 

このような場合、過労や夜更かしを改善してリラックスした時間を作り、穏やかな気持ちで過ごすことが大切です。

 

また、体が寒がりな方がストレスを感じやすいと、ただでさえ気血の巡りが悪い状態が、ストレスによってますます悪くなります。

 

そうなると、皮膚表面への気の配分が減り汗腺の働きは低下して、汗を再吸収する働きが弱まって寝汗になります。

 

このような場合、階段や坂道を散歩するなど、軽く汗をかくような運動をして体を温めながらストレスを発散することで、気血の巡りを改善することが大切です。

 

もちろん食べ過ぎや飲み過ぎ、食事の内容なども大きく関係していますので、注意が必要です。

 

そうして押し出す力と留める力のバランスが改善すると、寝汗が治まるようになり、皮膚の状態も改善します。

 

汗をかくと痒くなる原因と改善法は、こちらでも解説していますので合わせてお読みください。

 

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今回は以上です。

 

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