アトピーで肝臓などを温めて改善する方、悪化する方【体質】

アトピー

こんにちは。

ながつか漢方堂です。

 

美肌漢方
美肌漢方

アトピーにお悩みの方へ。

アトピーで肝臓とか

温めると良いとか聞くけど

悪化することもあると聞いて悩んでいる。

 

自分は温めても良いタイプなのか知りたい。

あと簡単にできる

温熱療法とかあったら知りたい。

と悩んでいませんか?

 

本記事では、下記の内容を詳しくご説明いたします。

 

この記事の内容

  • 冷えるとアトピーが悪化する理由【3つあります】
  • アトピーで温めると良くなる体質と悪くなる体質
  • ご自分で簡単にできる温熱療法
  • 丹田を温めることでアトピーが改善する理由

 

この記事を書いているのは、漢方薬、気功、自然療法を実践し始めて30年以上。

世界中医薬学会連合会認定の、東洋医学の専門員がお伝えいたします。

 

 

アトピーの方の多くは、体が温まると痒みが強まるので、わざわざ体を温めようと思う方は少ないかもしれません。

 

しかし、体の冷えがアトピーには良くないなどと聞くと、自分の原因もこれなのでは?と思う方もいると思います。

 

そこで温めるのが良いのか、温めたらダメなのかと悩んでしまいますが、結論から言いますと体質によります。

 

詳しく解説いたします。

冷えるとアトピーが悪化する理由【3つあります】

温めることでアトピーが良くなる理由には、このような事が関係しています。

 

体が冷えていることで

  • ①血行が悪くなる
  • ②お腹の働きが低下
  • ③睡眠の状態が悪くなる

などが起こり皮膚の状態が悪化します。

 

①血行が悪くなる

 

血液や水分は、体の芯部の熱である腎陽によって動いていて、腎陽が冷えてしまうと皮膚にまで血液や潤いを届けることが出来なくなります。

 

皮膚を健康に保つのに、必要な量の血液や潤いが届かなければ、皮膚は栄養が足りず乾燥して熱を持ちます。

 

さらに皮膚にいる常在菌は、皮膚から出る潤いによって正常なバランスを保っていますので、常在菌のバランスが崩れてしまうことでも、アトピーの症状は悪化します。

 

しかも、血流が悪くて届かないという事は、不要物の回収もできなくなりますので、皮膚の周辺には浮腫みなどとして居座ることになります。

 

②お腹の働きが低下

 

体の材料となる血液や、エネルギーとなる気は、お腹の働きによって作られ、それらが皮膚にとって必要な量があることで、正常な皮膚環境が保たれます。

 

お腹の働きを正常に保つためには、やはり腎陽によって温められていることが必要で、腸内温度が37℃程が適温とも言われています。

 

体の必要なエネルギーを作る、ミトコンドリアが活発に働くためにも腸内温度は必要で、作られたエネルギーによって心臓、肝臓、腸管は働いています。

 

腸内の善玉菌が活発になる温度は37℃、悪玉菌が好きな温度は35℃ですので、腸内の温度が低いことは腸管や肝臓の働きが低下して、体全体で材料不足やエネルギー不足になります。

 

そのため皮膚への配分は少なくなり、悪玉菌が活発になります。

 

③睡眠の状態が悪くなる

 

体が冷えていることで、睡眠にも影響を与えることがあり、眠れないことによってますます症状が悪化します。

 

穏やかに眠りに入り、朝になるまで目が覚めずに気持ちの良い朝を迎えるのは、脳の活発な状態を穏やかにするため、潤いによって満たされている必要があります。

 

しかし体が冷えていて血流が悪いと、下半身に水分が停滞してしまい、脳にまで潤いを届けることが出来なくなります。

 

そうなると、夜になっても脳の活動は活発なままなので寝付けなくなり、しかも下半身には余分な水分が停滞しているので、夜中に何度も排尿で目が覚めるなど、睡眠の質も悪くなります。

 

アトピーで温めると良くなる体質と悪くなる体質

上記のような理由で、アトピーの症状が悪化するので、全員が温めた方が良いのでは?とも感じるのですが、むやみに温めると悪化することがあります。

 

悪化する一番の理由は、体全体が渇いている方や、体の熱量が強すぎる方です。

 

その理由はもちろん、乾燥や熱によってアトピーの症状が悪化しているのに、それをさらに温めることで煽ってしまうからです。

 

とはいえ、体が冷えている事でも皮膚表面は乾燥して熱を持つと言うし、自分の場合はどちらが原因で悪化しているのか分からないと思います。

 

そこで、温めると良くなる体質と、悪くなる体質の特徴を解説いたします。

 

温めると良くなる体質の方の特徴

 

このような特徴が見られます。

  • 食欲がなく元気がなくて疲れやすい
  • 腰や下半身が重だるく浮腫みやすい
  • 便が柔らかい
  • 尿の回数が少ない、または多い
  • 舌が白っぽいか薄紫色で、根っこの方に苔が多い

 

このような方は、腎陽の冷えによって血流が悪くなっていて、重い水は下の方に落ち込んで、水が持ち上がらないので上の方では乾燥して熱が浮き上がっている状態です。

 

火力の弱いお風呂を想像してみてください。水が循環していないので上の方は熱くても、下の方は冷たくて水のまま、と同じことが体で起こっています。

 

上の方に上がった熱によって、顔が赤くなることや、喉が渇くこともあります。その場合でも、おでこの方が赤くても、鼻やあごの方は白っぽくなっています。

 

同じように、舌全体は白くても舌の先だけは赤くなっている、舌の苔も舌先は少なくても根っこの方には多いなど、体全体が熱不足で水が持ち上げられていない状態です。

 

このような場合、八味丸真武湯至宝三鞭丸などで、温めます。

 

温めると悪くなる体質の方の特徴

 

このような特徴が見られます。

  • 夜間や疲れると体温は高くないのにほてりを感じる
  • イライラしやすく怒りっぽい
  • 口や咽、大便は乾燥して、尿の色が濃い
  • 夜間睡眠中に汗をかきやすい
  • 舌の大きさが薄く色が赤黒い

 

体の潤いや足りず、熱が強いことで「全身が乾燥して熱」の状態で、乾燥した砂漠の中の枯れかかった木の様なイメージです。

 

お風呂に例えるならば、水が少ないのに火力が強すぎる状態で、循環するどころか沸騰して湧き上がっている状態です。

 

この状態で熱を応援してしまうと、ますます乾燥も熱もひどくなり、少ない水分は熱によって煮詰められてドロドロして動きが悪くなりますので、むやみに温めたらダメです。

 

このような場合、六味丸知柏地黄丸杞菊地黄丸などで、潤いを補充して、余分な熱を冷ますことで、循環を正常に戻すことで改善します。

 

ご自分で簡単にできる温熱療法

温めると良くなる方と、悪化する方の特徴をご紹介しましたが、もう一つ大事なことがあります。

 

これらの特徴は混在する事があるので、体調を見ながら行って、気持ちよいと感じる、体調が良くなったと感じる時だけ続けてください。

 

例えば、体の中や下半身などは冷えを感じるけれど、その他の場所は、炎症で燃え盛っているような場合には、温めながら冷やすという、ややこしい事をしないといけないからです。

 

とはいえ、ご自分の感覚で気持ち良いと感じて、体調が良くなっているのであれば、それは体が求めている状態ですので続けてみてください。

 

そこで、安全でご自宅で簡単にできる方法として、ご紹介したいのはコンニャク湿布です。

 

以下の記事にて、詳しいやり方は書いてありますが、肝臓、下腹部、腎臓と体の浄化やエネルギーを作る場所を応援する方法です。

 

こんにゃく湿布のアトピーへの効果と方法とは?
にゃさん こんにゃく湿布って 体質改善によいってほんと? 美肌漢方 機能低下した臓器を温めてくれますので とても助かりますよ 美肌漢方     そ...

 

温められることで、肝臓では血液の浄化と体の材料やエネルギーの合成を、腎臓では血液の浄化などが応援されます。

 

下腹部の丹田を温めることでアトピーが改善する理由

下腹部を温める事によって、小腸などの腸管が温められて元気になり、栄養の吸収を助けてくれるようになります。

 

また、セロトニンなどの心を穏やかにしてくれるホルモン、ビタミンB2・B6・B12 、パントテン酸、ビオチン、ビタミンKなどを合成するのも、腸管内の腸内細菌が活発であるからです。

 

なお、東洋医学的にみて下腹部を温めると良い理由は、気を生じさせるのに重要な丹田である小腸が活性化するからです。

 

とあるアトピー患者の虫垂炎の手術をした医師によると、小腸が小児のように細かった例がいくつもあったそうです。

 

小腸が細いのは大きさ自体の問題もありますが、もう一つは硬く縮んでしまっていたのではないかとも想像できます。

 

小腸を広げると通常はテニスコート1面分もあり、無数の毛細血管が通っているはずですが、硬く縮んでしまう事で毛細血管は狭窄し流れが悪くなります。

 

そうなると上手く栄養を吸収できない、ホルモンやビタミンは作れない、血液の巡りが悪くなる、となってしまいます。

 

そのため、お腹の負担のかかるものを沢山食べてしまうと、吸収できないうちに悪玉菌によって毒素になり、免疫機能が異常を起こし、アトピーの症状が悪化するのかもしれません。

 

ちなみに、アトピーの悪化に気の不足を感じさせることはたくさんあります。

 

下腹部が緩んだ状態を臍下不仁といい、腎の気が不足している典型的な状態で、八味丸などで腎気を応援します。

 

また、スポーツをしていて一見いわゆる体力がありそうに見えても、気の不足を改善することで解消することもあります。

 

こんにゃく湿布などで温めると、血液を浄化しつつ丹田である下腹部を育てられるので、アトピーの症状が改善するのかもしれません。

 

今回は以上です。

 

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