【30代前半 男性】
食後にげっぷや胸やけがあり、気持ちが悪くなってしまうとご相談にこられました。
舌の赤みが強く、苔が薄くはがれていて、溝や割れ目があることから、体の中には余分な熱や、潤いの乾燥があります。
顔色が白いことから、身体全体の燃え盛るような熱や乾燥の状態というよりも、偏った熱や乾燥があり、その中心は、お腹や、精神活動と関係の深い部位であるように感じます。
イライラしやすい、不安感が強いことなどから、気が滞りやすい背景があり、それが、こもった熱を生じさせ、気を逆流させて、腸管の動きを停滞させています。
そのため、吐き気を感じる、腹が張って苦しい、食べると腹が張る、ゲップやガスが多いとなり、吸収した栄養を上手く運搬する肝気が停滞することが、食後の気持ち悪さになっているのかと感じました。
解決するためには、漢方薬も自然療法も、お腹への負担は避けるようにして、特に、辛い物や、脂っこい物、甘いものや、アルコール類などは控えるようにお伝えしました。
また、イライラや不安感などが、気の巡りを悪くさせ、それが、お腹の働きを攻撃してしまっていることで、食後の気持ち悪さになっているようでしたので、丹田を意識した状態で、吐く息を長めにした呼吸法のやり方をアドバイスしました。