【60代前半 女性】
朝起きると動けないとのご相談でした。
舌の色は白っぽく、舌に溝や割れ目があり、舌の苔の水分は水っぽい状態で、苔は剝れているところがありました。
食欲がないわけでも、多く食べられないということでもなく、食事の後の不快感や、大便の様子も正常ですので、お腹の働きが弱く、食べることが出来ないために、エネルギーが不足していて疲れてしまう状態ではなさそうです。
気の滞りは上向きに気の巡りを過剰にさせてしまい、一方的に流れを乱しているようで、それが、肩や背中の周辺の巡りを乱して充満させることで、コリとなって現れています。
舌の色が白っぽい、寒がり、足の冷え、寒いと急に痛くなるし冷えることから、体の中の巡りは、あまり活発ではないような印象でした。
中性脂肪やコレステロールが高い、雨の日は体調が悪い、舌の上の苔が水っぽいことから、体の中には余分な水分が充満していて、動きを悪くさせる原因となっています。
気の滞りがありますので、全体的な巡りの悪さと合わさってしまうと、エネルギーとなる気が届かなくなってしまうので、特に朝起きてから動けないような疲労感となっているようでした。
解決するためには、漢方薬も自然療法も、体の中の気や水の巡りが悪いことで、疲労感や肩関節の痛みとなって現れているように感じますので、先ずは運動によって、停滞しているモノを動かすことから始めるのが必要ですとアドバイスしました。
また、空腹感もないのに時間で食べる、空腹感以上に食べてしまう事や、喉の渇きのない時の水分の摂り過ぎを控えるようにとお伝えしました。